教皇のスペイン訪問、旅程発表 バルセロナなど、3都市を訪問

【バチカン5月6日OSV】教皇庁(バチカン)は、教皇レオ14世のスペインへの初めての使徒的訪問の予定を発表した。日程は6月6日から12日までの7日間で、マドリード、バルセロナ、カナリア諸島を訪れ、同国の王室や政治指導者、移住者や受刑者、青年や同国のカトリック信者たちと共に時を過ごす。
 予定では6月6日にマドリードに到着後、同国フェリペ6世国王とレティシア王妃にあいさつし、その後政府関係者や外交団と会談する。
 同日夕、カリタス・マドリードが運営する路上生活者のための緊急シェルターを訪問。そして1982年に聖ヨハネ・パウロ2世がミサを司式したリマ広場で、青年たちと交流する。
 翌7日は、マドリードのシベレス広場で、キリストの聖体の祭日のミサを司式する。地元の伝統を考慮して、聖体行列も行われるという。
 ミサ後は、聖アウグスチノ会員たちと私的会談を行い、それからモビスタ・アリーナへ移動し、「文化界・芸術界・経済界・スポーツ界」の代表者たちと会う。
マドリード最後の8日は、ペドロ・サンチェス首相と会談し、スペイン議会の議員たちに向けて演説の予定があり、注目を集めている。
 翌9日にはバルセロナに向かい、聖なる十字架と聖エウラリアにささげられたカテドラルで日中の祈りを行い、夕方にはリュイス・コンパニス・オリンピック・スタジアムで夕の祈りの集いに参加する。
 10日にはブライアン第1刑務所を訪問し、その後モンセラットの聖マリア修道院へ向かい、ロザリオの祈りを唱え、その修道院を運営するベネディクト会員たちと昼食をとる。
 夕方には、世界で最も知られている教会の一つ、サグラダ・ファミリアでミサを司式し、イエス・キリストの塔の落成式を行う。高さ約172メートルのこの塔の完成によって、同教会は世界で最も高いカトリック教会となる。同時にこの教会の建築家、アントニ・ガウディの帰天100年も記念する。

 移住者が押し寄せるカナリア諸島へ

 翌11日には、前教皇フランシスコも訪問を希望していたカナリア諸島に向けて出発する。カナリア諸島は地理的にはアフリカに位置し、そのため、より良い生活を求めて、毎年、何千という移住者がサハラ砂漠以南の国々から押し寄せる。彼らは「カユコス」と呼ばれる脆く不安定な舟に乗って到着するが、多くはその途中で亡くなっている。教皇の訪問で、移住者問題の現実はより大きく取り上げられるだろうと、カナリア諸島教区の司教は期待する。
 予定では教皇は、アルグイネグイン港で移住者の支援を行う団体と会い、その後聖アナ大聖堂で、司教、聖職者、修道者と集い、夕方にはグラン・カナリア・スタジアムでミサを司式する。
 スペイン滞在最後の12日には、カナリア諸島で最大のテネリフェ島へたち、「ラス・ライセス・センター」で暮らす移住者たちと触れ合う。その後、移住者の社会的統合を支援する団体と会合を持つ。最後に、サンタ・クルスの港で野外ミサを司式し、その後ローマへ帰国する。

2020年3月13日、スペインの著名な建築家、アントニ・ガウディが設計したスペイン、バルセロナにあるサグラダ・ファミリアとして知られる聖家族聖堂。教皇レオ14世は6月6日から12日までのスペイン訪問で、この有名な聖堂を訪れる (OSV News photo/Nacho Doce, Reuters)
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