教皇、ルルドの医療施設を訪問 「死への援助法」に強く反対示す

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教皇、ルルドの医療施設を訪問 「死への援助法」に強く反対示す

【ルルド(フランス)9月27日OSV】車椅子と松葉づえ姿の人の中、またフランスのルルドに集まった約15万人の巡礼者の祈りの意向を受け、教皇は9月27日、病気の人に対する「死への援助」(https://cj-news.org/world/8189/)の実施と障害のある胎児の中絶に強く反対を表し、ルルドのマリア聖堂を「いのちの素晴らしさと神聖さ」を示す祝福された場所だと呼んだ。
 「親愛なる、病気に苦しむ兄弟姉妹の皆さん、皆さんは社会の重荷では決してないと言いたいのです」と教皇は、ルルド巡礼所内にある医療施設「アクイーユ・ノートルダム」にいる患者と介護者との面会の席で語りかけた。「皆さんは、私たち人類の脈打つ心臓であり、教会のための大切な宝です」
 「研究室のアルゴリズム(計算手順)に基づいて、特定の胎児や高齢者のいのちの生死を決定する権利は誰にもありません」「医学は計画的な死を施してはなりません」
 教皇の力強い言葉は、このルルドの医療施設の患者とスタッフ双方から、熱烈な反応を受け、拍手はしばらく鳴りやまなかった。
 「いかなる人間の法律も、皆さん自身の尊厳への確信を失わせるべきではありません。反対に、まさに奪うことのできない人間の尊厳の名においてこそ、私たちは偽りの慈悲を装って死をもたらそうとする誘惑を拒絶しなければなりません」と教皇は病気の人や障害のある人々を励ました。
 「死をもたらすものを通常のものとして考えることはできません。合法的なものが必ずしも道徳的とは限りません」と教皇は強調する。

 病気や障害は神の愛と出会う場

 医療施設への訪問前、教皇は、ピレネー山脈の裾野のフランス南西の町にあるマサビエルの洞窟のあるマリア聖堂前の日当たりの良い屋外で朝ミサを執り行った。この洞窟は、おとめマリアが1858年に、貧しく教育も受けていなかった当時14歳の聖ベルナデッタに18回出現した場所だ。
 朝ミサの説教の中で、教皇は「ここルルドでは、いのちが神からの大切なたまものとして歓迎され、御父の愛の中で永遠に花開くよう求められている」ことに感謝を表した。
 「病気の人、苦しんでいる人、高齢者のいのちの価値を再定義しようとする現在の流れの中で、マサビエルの洞窟はキリスト者の希望の場所となっています。ここでは、そのような弱さが原因で拒否される人はいません」
 「皆さんの松葉づえ、車椅子、隠れて流した涙は、障害と見られることはありません。むしろそれこそが皆さんが完全に尊重され、受け入れられる場であり、神の計り知れない愛との人生を変えてしまうほどの出会いを経験できる場でもあるのです」と巡礼者たちに語った。
 教皇は全会衆にまなざしを向けつつ、それぞれに苦しみという重荷を背負ってマリア聖堂に来ている巡礼者たちに直接語りかけ、「あなたがたは大きな使命を背負っているのだ」と励ました。
 「病気に苦しむ親愛なる友人の皆さん、ルルドに来られた皆さんの多くは、苦しみとは何かをよくご存じです」「皆さんは、『自らを差し出す』という精神で、試練や苦しみを生きておられ、世界が非常に必要としている『あがないのわざ』に加わっておられるのです」
 「皆さんの役割はかけがえのないものです」「皆さんは真に、教会の中心におられるのです」と教皇は力を込めた。

9月27日、フランスのルルドにある医療施設「アクイーユ・ノートルダム」を訪問し、障害のある人と介護者と面会する教皇レオ14世 (OSV News/Remo Casilli, Reuters)

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