教皇、ルルドのマリア聖堂の洞窟を訪問 病気の人、苦しんでいる人のために祈り
【ルルド(フランス)9月26日OSV】ルルドのマリア聖堂の中で、教皇レオ14世は、病気の人や苦しんでいる人のために祈り、聖母マリアが1858年に聖ベルナデッタに現れた洞窟内にある癒やしの泉の水を飲んだ。
「無原罪の御宿りであるルルドの聖母、この祝福された場所で、あなたは世界に祈りと回心と希望の輝かしいメッセージを伝えるために、フランスの謙遜な娘、聖ベルナデッタに優しさといつくしみのうちに語りかけられました」と洞窟内で教皇は祈った。
ルルドの聖堂は、世界で最も巡礼者が訪れる聖堂の一つで、マリアの出現以来、癒やしと奇跡の場所として知られている。ルルドに関連した7000件以上の癒やしの実例が1858年以降、正式に記録されている。そのうちの72件が、ルルド医薬局によって、奇跡として正式に認められた。
日が沈む頃、教皇は就任後初めてルルドの洞窟を訪問し、伝統的なルルドの聖歌「アベ・マリア」の歌に迎えられ、熱心な巡礼者たちにパパモービレ(教皇専用車)から手を振った。
電飾で飾られた洞窟内での濃密な祈りの時の中で、教皇は上方に安置されているルルドの聖母像の前でひざまずき、洞窟内は静寂に包まれた。
教皇が立ち上がると、洞窟の岩壁に触れるために立ち止まり、奇跡の泉からくまれた水が入ったグラスを受け取った。手をかざしながら、段をなす燭台へ進み、長いろうそくに火を付けてから、その燭台の中央に立てた。
それから教皇は、フランス語でおとめマリアに祈りをささげた。「私たちは信頼をもって、あなたに頼ります。なぜなら、あなたはイエスが与えてくださった母であり、私たちの必要としていること全てに気を配ってくださるからです」「私たちの母であるあなたに、フランスのために祈ります。なぜなら、あなたはフランスの守護者であり、何世紀にもわたってフランスを守ってこられたからです。
聖堂に「黄金のバラ」を贈る
教皇は、特に平和のため、そして「キリスト教信者の家庭における信仰と熱意」の刷新のためにも祈る。
「それらの家庭がいのちに対して寛容に心を開けますように。神が家庭の中で召命を、特に司祭職と修道生活への召命を目覚めさせてくださいますように」「フランスのあなたの教会が、特に最も若い人々に、福音の輝かしい道を示してくださいますように。そうすることで、彼らが望む公平できょうだい愛に満ちた社会を築いていけますように」
病気の人、世話をする人、貧しい人、恵まれない人のために祈りながら、教皇はおとめマリアに「フランスのために、犠牲もいとわず、課題に対処し、共通善のために奉仕したいと願う賢く、寛大な指導者を与えてください」と願った。
「あなたの愛する御子から私たちを隔てている障害を取り除き、御子が全ての人の心の中を治めてくださいますように」と祈りを締めくくった。
祈りの後、教皇はマリア聖堂に金箔が貼られた「黄金のバラ」を贈った。同聖堂への教皇の敬愛を示す伝統的な贈り物だ。
澄み渡った秋の夜空に輝く満月の下、教皇は人々を率いて、ラテン語で「主の祈り」を歌い、使徒的祝福を送り、その後、個人的にルルドのチャプレンたちにあいさつした。

