赤道ギニア、モンゴモでのミサ 国の未来は信者の選択にかかる
【モンゴモ(赤道ギニア)4月22日OSV】教皇レオ14世は4月22日、赤道ギニア東部の都市モンゴモにある、アフリカで2番目に大きいカトリック教会、無原罪の御宿り大聖堂でミサを司式し、原油が豊富な赤道ギニアのカトリック信者に「この国の未来は、皆さんの選択にかかっています」と述べた。
教皇はスペイン語によるミサ説教の中で、同国の指導者と市民に、共通善を優先するよう求めた。
「創造主は、皆さんに豊富な天然資源をお与えになりました。協力することで、その資源が全ての人々の祝福となるでしょう」
「恵まれている人と恵まれていない人との溝を埋めつつ、全ての人が、それぞれの責任に従い、個人の利益ではなく、共通善を今まで以上に追求する社会を皆さんが築き上げられるよう、主が助けてくださいますように」と教皇は語り、「自由がより拡充し、人間の尊厳が常に守られますように」と願った。
何千人もの人がミサに参加し、多くは大聖堂構内の野外広場に集った。ミサの前に、教皇はパパモービレ(教皇専用車)に乗り、人々にあいさつする間、色とりどりの花火が打ち上げられ、風船でつくられた巨大なロザリオが空に放たれた。
この大聖堂は、バチカンの聖ペトロ大聖堂から着想を得て、2006年に国の予算で着工され、2011年12月7日に、教皇ベネディクト16世に代わって、ナイジェリア出身のフランシス・アリンゼ枢機卿によって、献堂された。
「私たちは、受肉したみことばの母であり、赤道ギニアの保護者でもある無原罪の御宿りの聖母にささげられた、このとても素晴らしいカテドラルに集っています。主のみことばに耳を傾け、主が私たちに残してくださった、教会のいのちであり使命の源で、頂点ともいえる記念の祭儀をささげるために集まったのです」と教皇は語る。
「ご聖体には、あらゆる教会の霊的善が真に含まれています。ご聖体はキリストであり、ご自身を私たちに与えてくださった私たちの過越です。またキリストは生きているパンで、私たちを養ってくださいます」と続け、「ご聖体のうちにある主の現存は、神の全ての人類という家族への計り知れない愛を示し、神がどのようにして現代のあらゆる人々と出会われるのかを示してくれます」と述べた。
福音の宣言、証しを恐れずに歩む
さらに教皇は、同国に福音宣教がもたらされて170年に当たることにも触れ、信仰を広めるために尽力した宣教者、司祭、信徒たちに感謝を表した。そして1969年にアフリカを訪問した際の聖パウロ6世教皇の言葉を引用し、「アフリカの皆さん、これからは、皆さん自身がご自分の宣教者です。キリストの教会は、この祝福された地に、確かに根付いています」と語った。
「兄弟姉妹の皆さん、常に望ましいとは限らない個人的な、あるいは家族の、あるいは社会的状況に直面したときでさえ、主は働かれているのだと信頼しましょう。主は、私たちには分からないなさり方で、神の国の良い種を育ててくださいます。私たちを取り巻く全てが不毛だと思えるときや、暗闇に思えるときでさえも、です」と教皇は力を込めた。
「私たちの力ではなく、主の愛の力に根差した信頼のうちに、私たちは福音に忠実であり続け、福音を宣言し、福音を十分に生き、喜びをもって福音を証しするよう招かれています」
「私たちが感じる飢えは何でしょうか?現在この国は、何に飢えているでしょうか?今回の訪問のために選んだテーマは『赤道ギニアの光であるキリスト、希望ある未来へ向けて』です。恐らくまさにこれこそが、現在の最大の飢えと言えるでしょう」と教皇は語りかけた。
「希望を見通せる未来への飢えがあるのです。新たな正義感を生み出し、平和ときょうだい愛の実を結ぶ未来です。受け身でただ待つだけの先行き不透明な未来ではありません。むしろ神の恵みを受けて、私たち自身が築き上げるよう招かれている未来です。赤道ギニアの未来は、皆さんの選択にかかっています。皆さんの責任感と、全ての人のいのちと尊厳を守るという共通した決意に委ねられているのです」と教皇は強調し、人々を励ました。
「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、赤道ギニアの運命を導く上で、キリスト者は必要とされています。そのため、皆さんを励ましたいと思います。福音を宣言し、生き方で福音を証しすることを恐れないでください」と教皇は力説した。

