【キランバ(アンゴラ)4月19日OSV】教皇レオ14世は4月19日、約10万人が集まった野外での主日のミサを司式し、何十年にもわたる内戦の傷をいまだに引きずる信者たちに、聖体と復活したキリストに新たな希望を見いだすよう促した。
教皇は、首都ルアンダから南に約30キロにある住宅地計画区域、キランバに集まった人々にポルトガル語でミサ説教を行った。この日の福音箇所、「エマオへの道」について、教皇はアンゴラの痛ましい近代史と織り交ぜ、「皆さんの国の歴史、皆さんが耐えておられる今も続く深刻な影響、社会的・経済的問題、さまざまな形態の貧困の中、皆さんと共に歩むことを知っている教会の存在が求められています」と語り、聖体には「失った希望を再度燃え立たせてくれる」力があると付け加えた。
アンゴラには2000万人のカトリック信者がおり、アフリカ南部で最も古いカトリック共同体の一つ。そのルーツは15世紀にさかのぼり、ポルトガルによって発見され、その後、植民地支配を受けた。
「エマオへの道」の物語を取り上げ、アンゴラは「美しいけれども傷ついた国で、希望と平和ときょうだい愛に飢え渇いています」と教皇は表現した。イエスが十字架につけられた後、悲しみに沈んでエマオへ向かった2人の弟子のように、苦しみ続けてきたアンゴラの人々を覆い尽くす絶望について、警鐘を鳴らした。
「苦しみが際立つ歴史を長く経験すると、2人の弟子のように、人は希望を失い、落胆してやる気を奪われ続けてしまうリスクがあります」と教皇は説明する。
「親愛なる友人の皆さん、主の『良い知らせ』は、今日の私たちにとってさえこう語りかけてきます。主は生きておられ、復活され、苦しみと恨みの道を歩む私たちに寄り添ってくださいます。私たちの目も開いてくださいます。そうして、私たちは主のみわざを認識できるようになります。また主は私たちに、出直し、将来を再建するための恵みも下さるのです」
さらに教皇は、司牧上の警告を発した。アンゴラのカトリック信者は、教会の教えに根を張るべきで、信仰を、伝承されている宗教的儀式から得られる、いわゆる「魔法のような迷信的な要素」と混同してはいけないと注意を促した。
「教会の教えに忠実でいてください。司牧者を信頼し、みことばとご聖体にご自身を現わされるイエスからまなざしをそらさないでください」
この教皇の発言は、サハラ砂漠以南のカトリックの指導者が抱える長年の懸念を表している。それらの地域では、地元の霊的な伝統が、時々カトリックの典礼と混ざり合ってしまうことがあるからだ。
踊って神を賛美する
ミサの中で、アンゴラの若く、増加傾向にあるカトリック共同体のエネルギーは存分に発揮された。アンゴラでは4人中3人が30歳以下で、ミサの参加者の多くは、遠く離れた地域から、長時間かけてやって来た。
アンゴラのカトリック信者の活力は、その数にも反映されている。教皇庁(バチカン)の統計によると、アンゴラには2366人の大神学生と1598人の小神学生がおり、司祭叙階に向けて準備をしている。
そのうちの1人、マヨモナ・ディニスさんは、子どもの頃から司祭になる召命を感じていたという。「私からは何も選んでいません。神こそが私を選んでくださったのです」。またアンゴラの信者たちが醸し出す雰囲気を、特にミサの間はエネルギッシュだと表現した。
「神に祈りをささげるときはいつでも、信者たちのエネルギーを感じます。毎回彼らは踊るのです。それが私たちの神を賛美するやり方なのです」とディニスさんは語った。
教皇はアンゴラの人々を、現地で呼ばれているおとめマリアの名称を使って、そのとりなしに委ね、説教を終えた。午後には、アフリカ南部で最も多くの巡礼者が集まるムシマの聖母教会を訪れ、ロザリオを唱える集いを開く。
「皆さんを、ムシマの聖母、おとめマリアの保護ととりなしに委ねます。聖母が、信仰と希望と愛のうちに、皆さんを支えてくださいますように」

