ムシマの聖母の前でロザリオの祈り 「教会の心臓が脈打つ場所」と教皇

【ムシマ(アンゴラ)4月19日OSV】教皇レオ14世は4月19日、アフリカ南部で最も巡礼者が多いカトリック教会で、数万人のアンゴラのカトリック信者たちとロザリオを唱え、この巡礼地を「教会の心臓」が「生き生きと脈打つ」場所と呼んだ。
 教皇は首都ルアンダ近郊のキランバで10万人規模の朝ミサを司式したのち、ヘリコプターで、クアンザ川の岸辺にあるママ・ムシマ教会へ向かった。ママ・ムシマとはキンブンドゥ語で「心の母」を意味し、この教会は信者たちにとくに愛されている
 地元の自治体によると、約3万人がムシマの聖母教会の広場に集まり、それを上回る数の人々が周辺地域に詰めかけ、ロザリオを唱えたという。多くは教皇を一目見ようと、2~3日前からこの場に野営し、教皇の到着まで何時間も32度の暑さを耐えた。教皇が到着し、ゴルフカートで現地を回ると人々は歌を歌い、ダンスをして教皇を迎えた。
 教会に到着後、教皇は一足早く私的な祈りをささげるために聖堂に入った。ムシマの聖母の前でひざまずく様子は大きなスクリーンに映し出され、人々は歓喜に沸いた。その後、ロザリオの栄えの神秘と聖母マリアの連願を唱えた。
 日が沈み、空がオレンジ色に染まる頃、人々は教皇と共にサルベ・レジナを歌った。
 「私たちは何世紀もの間、多くの人々が喜びの時も、悲しみの時も、アンゴラの歴史の苦しみが続いたときも、祈りをささげてきた聖なる場所にいます」と教皇はポルトガル語で語った。「長い間、ママ・ムシマは沈黙のうちに、教会の心臓が生き生きと鼓動し続けられるように働いてこられました」

 心の母、「ママ・ムシマ」

 この教会は正式には無原罪の聖母マリアにささげられており、1599年のポルトガルの植民地支配時に献堂された。
 教皇は、信者たちが何世紀にもわたって、この教会を自然発生的に「ママ・ムシマ」と呼んできたことを、「美しい名称です。マリアの心を思い起こさせてくれます。純粋で賢く、神の御子の特別な人生の出来事を大切にとどめている心です」と語りかけた。
 教皇は人々が歌った聖歌の一節を引用して、キンブンドゥ語で一言こう話した。「心の母、私たちは全てを差し出すために、あなたのもとにまいりました」
 ロザリオを唱えることは、母の心を持って、全ての人を愛するよう献身することを意味し、「お互いの、特に最も貧しい立場にある人の幸福のために、私たち自身を差し出すこと」を意味する、と教皇は強調する。
 「誰一人として、愛を欠くことがないように、飢えた人が十分な食べ物を得られるように、病気の人が必要な治療を受けられるように、子どもたちがふさわしい教育を受けられるように、高齢者が人生の後半を穏やかに過ごせるように、私たちは惜しみなく努力しているのです」と教皇は最後に語った。

4月19日、アンゴラのムシマにあるムシマの聖母像の前で祈りをささげる教皇レオ14世 (OSV News photo/Simone Risoluti, Vatican Media)
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