熊本・八代教会で床にひび 福岡教区  発災直後から支援準備

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熊本・八代教会で床にひび 福岡教区  発災直後から支援準備

 7月28日に発生した熊本地震では、ベトナム人信徒チャン・バン・ソンさん(24)が亡くなった(既報記事こちら)。
 カトリックの施設では、最も被害の大きかった八代教会(熊本・八代市)で聖堂の床に隆起やひび割れが生じた。福岡教区(ヨゼフ・アベイヤ司教)は発災当日から状況確認に動き、翌日には現地を訪問。司教館内に「支援室」(仮称)を設置する準備を始めた。なお同教区では、「物資は充足している」として、八代教会ほか熊本地区の小教区での支援物資受け付けを中止している。

 熊本県を管轄する福岡教区のヨゼフ・アベイヤ司教は、発災後、その日のうちに同教区本部事務局を通じて、熊本地区の司祭たちと修道院に安否確認を依頼。翌7月29日には自身が現地を視察した。
 視察には、同教区事務局長のときしん神父と福岡カリタスの寺浜亮司神父が同行し、車で、陥没や隆起のある道路を移動して八代教会に到着。主任のブランビッラスカ・フェルッチョ神父(ミラノ外国宣教会)と会って被災状況を確認した。

食器類が散乱した八代教会の台所

 八代教会は聖堂外観に目立った被害はないが、聖堂の床の中央が盛り上がり、椅子が両端にずれていた。床にはひび割れもあり、特に大きな二つの亀裂がある。信徒会館では台所の食器が落ちて割れ、床に散乱した。屋外ではフェンスの一部が大きく倒壊。また八代は江戸時代最初の殉教者を輩出しており、その11人の名を刻んだ大きな石の殉教碑を教会の庭に設置していたが、地震の揺れで倒れた。

地震の揺れで倒れた殉教碑

 7月30日、福岡教区、カリタスジャパン、カトリック中央協議会復興支援室(CJ-ERST)の三者は緊急オンライン会議を開いて今後の連携などについて協議した。
 アベイヤ司教と、カリタスジャパン責任司教の成井大介司教(新潟教区)らは8月3日にも現地を視察。信徒の安否はほぼ確認されたが、停電や断水が続く所もあり、他の家に避難したり、車中泊したりしている信徒家族もある。また信徒会館では、信徒数人が交代で支援物資の配布に当たっていた。

聖堂内陣。聖像などが落下したり倒れたりした


 電力は復旧し、司祭館と信徒会館は冷房が使えるようになったが、3日の時点で断水は継続している。
 ミサは、8月16日の主日ミサから再開予定。このミサは、午前11時から、アベイヤ司教が司式して行われる。
 福岡教区は、司教館に支援室(仮称)を設置する方向で準備を進めており、今後、カリタスジャパンやCJ-ERSTと連携しながら、被災地と共に歩む。

 義援金は、福岡教区とカリタスジャパンが受け付けている。それぞれの送金先と使途は下記の通り。

◆ 福岡教区への募金
 教会の修復や被災者へのお見舞金、支援活動全般に使われる。
 送り先 
 郵便振替 01760ー6-20729
 加入者名 カトリック福岡司教区
 ※通信欄に「令和8年熊本地震のため」と明記。
 福岡教区の熊本地震特設サイトはこちら

◆ カリタスジャパンへの募金
 カリタス福岡はじめ、関係機関・団体と連携し、被災者への支援や生活再建、地域の復興のために活用される。
 送り先
 郵便振替:00170-5-95979
 加入者名:(宗) カトリック中央協議会 カリタスジャパン
 ※通信欄に「令和8熊本地震」と明記。
 詳細はこちら


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