新司教選出に向けて 教皇大使との集い 大阪高松教区から開始
次期の司教選出に向け、教皇大使が教区内の司祭、修道者、信徒代表と集いを持つ動きが始まっている。これまで司教の選任は慣例的に任命発表まで非公開で進められてきたが、この集いは今年、既に10月10、11日に大阪高松教区で行われ、続いて11月14、15日に広島教区で予定されている。
教区司教は、年齢が満75歳に達したとき教皇に対して退任の意思表示を行うよう求められている(新教会法典第401条第1項)。大阪高松教区の前田万葉大司教は既に2年前に75歳を迎えて退任を申し出ており、広島教区の白浜満司教は、健康上の理由(新教会法典第401条第2項)から今年3月に辞任を願い出た。どちらも教皇レオ14世によって受理されている。

松教区)、大塚喜直司教(京都教区)、酒井俊弘補佐司教(大阪高松教区)
大阪高松教区では10月10日、大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂に教皇大使フランシスコ・エスカランテ・モリーナ大司教を迎え、ミサがささげられた。このミサには誰でもあずかることができ、約300人が参加した。
大使はこのミサの中で、福音宣教省初期宣教部門副長官ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿から7月に、大阪高松大司教区の次期大司教の選任の手続きに入るように指示されたことを改めて告げ、新司教が任命され着座するまで、現在の前田大司教が教区長としての職務を続けることを伝えた。教皇大使のメッセージ部分の動画は、近日中に同教区のウェブサイトで公開される。

教皇大使との集いは、➀教区司祭および助祭、属人区司祭②修道会・宣教会司祭および男子修道士③女子修道者代表④信徒代表―のそれぞれを対象にした四つの集いが、2日に分けて行われた。
信徒代表の集いには、同教区にある12の地区から代表2人ずつが参加するよう、教区が要請し、当日は11地区から22人の代表が参加した。
大使は集いの中で、参加者が小グループに分かれて次の点について分かち合うよう求めた。大阪高松教区の現状はどのようなもので、課題は何か。教区は今、何を必要としているか。司祭、修道者、信徒が期待していることは何か。教区として必要とするのはどのような資質を持つ司教か。
分かち合いは40~50分かけて行われ、各小グループのまとめを発表する全体会も持たれた。さらにそこで話し切れなかったことを各自がまとめて紙に書く時間も設けられ、その紙も大使に提出された。

集いの中で大使は、このような集いが今後、日本の数カ所で続けて行われると話した。全国の司教の中では、福岡教区のヨゼフ・アベイヤ司教が昨年、鹿児島教区の中野裕明司教が今年、75歳を迎えている。
広島教区でも同様の内容で行われることが教区のウェブサイトで告知されている。


※写真提供=大阪高松教区
