ルルドのモザイク画、無期限に覆う 同画検討委員会、代替の装飾を検討

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ルルドのモザイク画、無期限に覆う 同画検討委員会、代替の装飾を検討

【ルルド(フランス)8月21日OSV】フランスのタルブ・ルルド教区のジャン・マルク・ミカ司教は、教皇レオ14世のフランス訪問(9月25日~28日)に先立って、性虐待問題で信用を失ったマルコ・ルプニク神父が制作したルルドのロザリオの聖母聖堂に飾られている全てのモザイク画は、無期限に覆ったままにする、と語った。
 同聖堂の入り口上部のモザイク画は2025年3月にすでに覆われているが、聖堂の正面全面のモザイク画も、教皇の訪問前に全て覆われることになる。ミカ司教がフランスの新聞「ラ・デェペッシュ」の取材に答えた。
 「教皇様のルルド訪問は、この問題における新たな一歩を踏み出す機会になります。正面部分にある全てのモザイク画を覆い、その後、教皇のフランス訪問に関連する装飾を施します」とミカ司教。
 元イエズス会会員でスロベニア人のルプニク神父(71)は、自らが性的関係を持ったイタリア出身の女子修練者の罪をゆるしたとして、2020年に教会から破門を言い渡されていたが、神父が悔い改めたため、破門は短期間で解除された。
 しかし神父は、数十年にわたり20人以上の女性を性虐待したとして、訴訟を起こされている。神父は犯行を否定しているが、現在、聖座(バチカン)法廷は裁判の準備を進めている。
 「ラ・デペッシュ」紙のインタビューで、ミカ司教は、ルルドの同教会が「全ての人」、特に性虐待の被害者を「迎え入れられる」ようにすることが自身の役目だと述べる。
 「ルプニク神父に対する深刻な申し立てが明るみに出て以来、性虐待の被害者たちにとって、ルルドを訪れることが、不可能とまではいかないまでも困難になっていました。癒やしと回復を必要とする苦しみ、傷ついた人々が、ルルドでは最優先されなければなりません。それこそが、この巡礼所の明確な恵みなのです。ルルドへ巡礼に来るように、という聖母マリアの招きのメッセージに応えることを阻むものがあってはならないのです」
 ミカ司教は2023年、ルプニク神父のモザイク画に対処するため、検察官、弁護士、教会芸術の専門家と被害者で構成する委員会を立ち上げた。
 このモザイク画は、聖ベルナデッタにおとめマリアが出現してから150年を記念して同教会に飾られたもの。
 ルプニク神父の聖座法廷での判決にかかわらず、モザイク画は無期限で覆ったままにする、とミカ司教は述べる。
 「教皇様の訪問の後もモザイク画を覆ったままにします。その後、どのようにしていくかの再検討に入ります。現在の委員会を拡大し、芸術家と神学者にも参加いただき、ロザリオの聖母聖堂の正面をどうするかを話し合います」
 OSVニュースも7月24日に、ミカ司教と面会し、モザイク画を覆うに至った経緯を聞いている。(https://cj-news.org/world/8474/)

「ルルドの聖母」の記念日の2月11日、ルルドの洞窟で祈りをささげる、フランスのタルブ・ルルド教区のジャン・マルク・ミカ司教。ルルドにあるロザリオの聖母聖堂に飾られている、性虐待を行ったとされるルプニク神父が制作したモザイク画は、9月25日から28日の教皇の訪問に先立ち、全てが無期限で覆われることになる (OSV News photo/courtesy Lourdes Sanctuary)
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