ニュース報道には十分な検証を 教皇メディア関係者との謁見で

【ローマ3月16日ОSV】教皇レオ14世はメディア関係者に、戦争のただなかで苦しむ人々の顔を報道し、プロパガンダ(政治的宣伝)を広めたり、「権力者の代弁者」となったりしないように、ニュースを検証するよう求めた。
 「それは常に求められていることですが、特に今私たちが経験しているような戦時の劇的に変化する環境において、メディアはプロパガンダになるリスクを防ぐように注意しなければなりません」と教皇は、イタリアの国営放送局、「ライ・ドゥーエ」のために「TG2」というニュース番組を制作する、放送に携わるジャーナリストたちに語った。
 教皇レオは、ジャーナリストにとって必須で、細心の注意を要する役割は、「権力者の代弁者にならないようにニュースを検証することです」と強調した。
 「戦争が人々に常にもたらす苦しみを報道し、戦争の正体を暴き、犠牲者の目線からそれを伝え、戦争がビデオゲームに変わってしまわないようにするのは、皆さん次第です」と教皇は期待を込めて話した。
 「ニュース報道やニュース特集の数分間で伝えることは簡単ではありません」と教皇は認めながらも、「それこそが課題です」と強調した。
 現代のAI(人工知能)に潜む課題を振り返りつつ、教皇は「技術の枠組みではなく、人間の枠組みに従って、報道[潤岩2.1]を規制する必要性があります」と強調した。
 現代の人々は「二極化、イデオロギー的に偏狭になった考え、スローガンに支配された時代」に生きており、そのために「現実の複雑さ」を認識し、理解することがより難しくなっていると付け加えた。
 さらに、「自分の意見を確認してくれるものだけを探し、見つけ、聞きたがる」といった「誘惑」があると述べた。
 「けれども、現実に対して開かれた姿勢がなければ、適切な報道、真の自由、健全な多様性はあり得ないのです」と力を込めた。

バチカンの使徒宮殿のクレメンスの間で、イタリア国営放送局、「ライ・ドゥーエ」のために「TG2」というニュース番組を制作している放送ジャーナリストたちとの謁見中に、登壇者の話を聞く教皇レオ14世 (OSV News photo/Elisabetta Trevisan, Vatican Media)
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