手術後初の「お告げの祈り」 「祈りに支えられた」と教皇

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手術後初の「お告げの祈り」 「祈りに支えられた」と教皇

【バチカン10月18日OSV】教皇レオ14世が、肺の手術を受けると世界に公表してから1週間。教皇は10月18日、バチカンの使徒宮殿の窓辺に戻り、世界中のカトリック信者に、肺腺がんの手術後5日の間、祈りで支えてくれたことに感謝を表した。
 サンピエトロ広場に集まった人々と「お告げの祈り」を唱えた後、「数日の間、私のために祈ってくださった全ての人に感謝を伝えたいと思います。事実、皆さんからの支えを感じました」と感謝を述べた。
 「今回の経験で、病気の人々、あるいは弱い立場に置かれた全ての人々の気持ちを、特に身をもって感じました。皆さんご存じの通り、私は微妙な段階を乗り越えながら、常に神の助けと皆さんの祈りと共に、徐々に日々の職務を再開したいと思います」と付け加えた。
 教皇は、特に全ての医師、看護師、そして自身が10月13日に右肺下葉の切除手術を受けた、ローマのジェメッリ総合病院の職員たちにも感謝を表した。
 当初は1週間程度の入院が見込まれていたが、教皇は前日の17日、予定よりも早くバチカンに戻っても問題ないという医師からの診断を受けて退院し、18日に初めて公に姿を現した。
 曇天の日曜日、サンピエトロ広場に集まった何千もの人々は、使徒宮殿の窓から教皇が手を振ると、大きな歓声を上げた。

 「南米訪問を中止する臨床的根拠はない」

 10月13日の90分に及ぶ手術を執刀したステファノ・マルガリトーラ医師は、教皇が退院した17日にバチカンニュースの取材に応じ、予定されている教皇の南米訪問を中止する臨床的根拠はないと語った。
 「飛行機での移動を含む約3週間にわたる長期国外訪問について、行くべきではないという臨床的根拠はないと言えます」と述べ、医学的見地から見て、11月6日から17日までの肉体的にきついと思われる南米訪問を行えると信じていると答えた。
 「退院時、教皇様は臨床的に申し分のない状態でした。術後の肺の再拡張も、通常通り見て取れます」
 通常であれば「このような手術後、完全に回復するには2週間ほど」を予定するとマルガリトーラ医師は述べる。
 「手術から既にほぼ1週間たっているので、教皇様はさらに10日程度で完全に回復すると考えています」「このような手術を受けた人が必ず感じる痛みにもかかわらず、教皇は常に穏やかで、ほほ笑み、不平を言うこともほとんどなく、理想的な患者でした」

 「皇帝のものは皇帝に」という教え

 「お告げの祈り」の中で、教皇は「世界宣教の日」100周年を記念した。
 「この100年の間に、どれほどの宣教の歴史が繰り広げられたのかを考えて見ましょう」「『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣(の)べ伝えなさい』(マルコ16・15)という復活された主のおきてに、教会がいつも忠実でいられるよう、祈りましょう」
 人々と共にラテン語で「お告げの祈り」を唱える前、教皇は、主日の福音箇所を考察した。聖マタイが次のイエスのことばを記している箇所だ。「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」
 これについて教皇は説いた。「私たちはイエスのうちに、歴史を恐れず、反対に歴史の中に住まわれる神を観想します。神の国は人間の役割や責任を無意味なものとして取り除くことはありません。むしろ、何よりも神の国と神の義を求めつつ、自分勝手な野心と不当な動機を捨てて、妥協なく生きるよう私たちを招いておられます」。
 そしてイエスの「皇帝のものは皇帝に」という教えは、「忠実でいること、卑屈な恐れや偽善にとらわれないこと、善を行う自由を持つこと」というおきてなのだ、と説いた。
 最後に、教皇は「主に、このように生きられるよう助けてくださいと祈りましょう。私たち自身をおとめマリアのとりなしに委ねましょう」と祈った。

肺腺がんの手術後に退院し、10月18日にバチカンの使徒宮殿の窓から「お告げの祈り」を唱える教皇レオ14世 (OSV News photo/Yara Nardi, Reuters)
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