教皇、手術から一夜明け順調に回復 後日、切除部分の生体検査結果が判明
教皇レオ14世は、右肺の下葉を切除する肺がん手術を受けた翌日の10月14日、さらなる検査を受け、呼吸理学療法を開始した。
教皇が肺がんと診断された後、バチカンは教皇の容体に関する最新情報を発表した。その中で、教皇の手術を担当した医師らは14日、教皇は「予定通り順調に回復に向かっている」とし、病室を自由に歩き始めていると発表した。
手術を執刀したステファノ・マルガリトーラ医師と、教皇の主治医であるルイージ・カルボネ氏は共同で声明を発表し、「今朝、教皇は術後に予定されていた血液検査をし、胸部レントゲンも撮影しました。その結果、通常通り回復しておられます。各数値も、このような手術後の正常範囲に収まっています」と説明する。
「教皇様は呼吸理学療法を行い、病室を歩かれています。普通食も再開し、朝と昼の食事を召し上がりました。順調に回復されています」
教皇庁(バチカン)広報部のマッテオ・ブルーニ報道官は、会見で、教皇は手術後も「気持ちは安定している」と語った。
がんが切除した部分以外にも残っているかどうかが分かるまで、どのくらいかかるのかと記者から問われ、報道官は「それについては医師に聞いてください。通常は、状態により、5日、10日、15日くらいかかるようです」と答えた。
OSVニュースは、セントルイス医科大の教授に話を聞いたところ、次の治療段階へ移行するには、教皇のリンパ節の検査結果が重要になるだろうとのことだった。また、生体検査の結果は通常1週間ほどで判明するという。
米国の肺がん財団によると、教皇が診断された肺腺がんは、米国で最も一般的な肺がんで、全ての肺がんの約40%に当たる。
またベイラー医科大によると、教皇が切除した肺の右下の肺葉は、右肺にある三つの肺葉の中で一番大きな肺葉だという。右肺下葉は、右胸腔内の後部の下に位置し、肺全体の約30%を占める最も大きな肺葉だ。
「今回は私たちが寄り添う番」
教皇はローマのジェメッリ総合病院に、少なくとも1週間は入院すると見られ、バチカンは10月20日までの全ての謁見予定を中止した。
ブルーニ報道官は、今後予定されている、教皇就任以来最長となる南米への使徒的訪問に関しては、現段階で変更はないとした。教皇自身もペルー訪問を「強く望んでいる」ため、「今のところ変更はありません」。
発表された予定では、南米への使徒的訪問は11月6日から17日の12日間におよぶ。合計3万キロ以上旅することになり、飛行機を14回搭乗することになる。
ペルーのケイコ・フジモリ大統領は、同国中が教皇の入院のニュースを「深い悲しみのうちに」見守っていると声明の中で述べ、神が「教皇を癒やし、力を与え、私たちが回復した教皇の姿を早く見ることができますように」と祈った。
「教皇様、あなたの故郷でもあるペルーは、計り知れない愛であなたを抱いています。あなたは祈りで何度も私たちに寄り添ってくださいました。今回は私たちの番です。私たちが祈りを通して、あなたに寄り添います」

