教皇、アッシジで平和のメッセージ送る ヨハネ・パウロ2世から40年、今月27日
【ローマ10月8日OSV】聖ヨハネ・パウロ2世教皇がアッシジで、画期的な平和のための祈りの集いに、世界中の宗教指導者を招いてから40年。教皇レオ14世は、2026年の諸宗教対話の最終日となる10月27日にアッシジに向かう予定だ。
教皇は、聖フランシスコ大聖堂の下部聖堂で、キリスト教信者の共同体と共に平和のために祈る。平和を願う特別な祈りの間、教皇は、東方正教会コンスタンチノープル総主教のバルトロマイオス1世と共に黙想も行う。
この平和のための祈りの集いは、10月25日から27日までアッシジで行われる。この祈りの集いは、聖ヨハネ・パウロ2世教皇によって始められた集いの一環で、史上初めて同教皇が平和のために共に祈るため、世界の全ての宗教から代表者を招いてから今年で40周年を迎える。
この諸宗教会議から触発された人々や団体の一つが、カトリックの信徒団体、聖エジディオ共同体だ。この会議以来、同団体は、毎年、欧州各国とそれ以外の地域で、いわゆる「アッシジの精神」を推進し続けてきた。
アッシジ・ノチェーラ教区のフェリーチェ・アクロッカ大司教は、「教皇様がアッシジに戻ってきてくださることを心から喜んでいます。諸宗教の全ての指導者たちと共に、教皇様が来てくださるなら、あらゆる形態の暴力に対抗する共通の旅路がより強固なものになると、固く信じています」と期待を込めて語った。
「武器のない平和、武器を取り除く平和」テーマに
聖エジディオ共同体のマルコ・インパリアッツォ会長は10月6日、バチカンで開かれた記者会見で、アッシジでは「諸宗教対話への新たな、創造的な考え方が生まれました。過去40年を通して、その精神はグローバル化された世界で必要不可欠なものとなりました」と語る。
インパリアッツォ会長は続ける。「今日の世界は、とてもおびえ、恐れ、苦しんでいます。自国第一主義と人種差別の餌食となっているのです。ですから世界は再び一致する必要があります」
さらに続ける。「しかし、世界に霊的一致――これこそがアッシジからの、そして全ての宗教からのメッセージです――がないのであれば、全ての人々が一致し、前教皇フランシスコが説いたように、自らを『誰にとってもきょうだい』だと考えることが難しくなるでしょう」
今年のアッシジ会議のテーマは、「武器のない平和、武器を取り除く平和」。これは今年7月21日にバチカン出版局から発表された教皇自身の本のタイトル「非武装と武装解除――平和はたまもの」(“Disarmed and Disarming: Peace Is a Gift”)から取られた。
53の国々から宗教、文化、団体など計384人の代表者が参加する。24のテーマ別のフォーラムに155人の登壇者が参加し、「平和と紛争」、「祈りと経済」を含むテーマの他、子どもと青年、メディア、移住者、キリスト者の一致、現代の殉教者などについても話し合われる。
同会議の最終日に、教皇は、「世界がますます必要としている平和のメッセージを送る予定だ」とインパリアッツォ会長は述べた。

