2026年度 定例司教総会 『教会の祈り』改訂へ 作業開始を承認

 

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2026年度 定例司教総会 『教会の祈り』改訂へ 作業開始を承認

 日本カトリック司教協議会(会長=菊地功枢機卿/東京教区)は6月15日から19日まで、東京・江東区の日本カトリック会館で2026年度定例司教総会を開いた。
 総会には、司教17人が出席し、オブザーバーとして日本カトリック管区長協議会と日本女子修道会総長管区長会の代表4人も参加した。
 『教会の祈り―新しい聖務日課』の改訂や、ハラスメント防止・対応に向けた委員会の名称変更などが決議された。
主な報告事項と審議事項は次の通り。

報告事項
▼第2回「司祭生涯養成プログラムA」は、叙階後5~8年および、23年実施の第1回で欠席した現在叙階後9~10年の司祭を対象として、2027年5月19日~26日、那覇教区内で開催予定。叙階後15~20年の司祭を対象に、海外で行う「司祭生涯養成プログラムB」は、アジアでの実施を軸に計画する。
▼2027年ワールドユースデー(WYD)ソウル大会(8月3日~8日)は、本大会(8月3日~8月8日)と、その前に韓国の各教区がホストとして開催する「教区での日々」(教区大会/7月29日~8月2日)から成る。教区での日々に向け、韓国の教区と連絡を取り始めている教区もある。札幌教区はマサン教区、さいたま教区はスウォン教区での参加を検討中。広島教区はプサン教区で参加予定。
▼過去のWYDでは、周辺国の教会が通過地として短期滞在の受け入れや祈りの集い、青年交流などを通じて巡礼者を歓迎した例も見られる。だが日本の教会は信徒総数も青年層も規模が小さいため、WYDソウル大会においては、開催国に準じる受け入れ態勢を構築する立場には立たず、通過国として可能な範囲で巡礼者を支える。
 中央協議会は、この基本方針の整理、対外的説明や、関係機関等との連絡調整、国内での情報収集・共有などを担う。巡礼団の短期受け入れの可否、具体的な実施方法などについては、各教区の自由な判断に基づき、各教区の実情に応じて判断する。
▼司教協議会における公認団体の認定について、長らく2000年施行の公認団体基準を適用し続けていたが、用語、手続き、情報管理、援助基準などの面で整理や補充を行い、現状の実務、説明責任、社会的要請に応じた規定となるよう改定された。特に、公認団体に対する支援については、同一の対象団体等への継続支援は原則として行わないこととし、設立初期の活動基盤整備のため特に必要な場合に限り、年度ごとの審査を経て、3年を限度として支援を継続できる点が確認された。

『教会の祈り』改訂の作業方針について提案する典礼委員 
会委員長の白浜満司教(広島教区/写真左から4人目)

審議事項
▼日本の教会が使用している現行の『教会の祈り―新しい聖務日課』は、第2バチカン公会議の典礼刷新に基づいて公布されたラテン語規範版『時課の典礼』初版の第1巻~4巻の省略版として発行された(1973年)。その後85年~87年に第2版が公布されたため、第2版に準拠した『教会の祈り』の改訂が必要とされてきた。今回、本格的な改訂作業に着手するため、未翻訳箇所の翻訳、現行の翻訳文の見直しを行うなどの作業方針を承認した。
▼福者ユスト高山右近の早期列聖を要請するため、全司教が署名した嘆願書を教皇庁列聖省に提出することを決めた。
▼2028年10月の教会総会に向けて、ともに歩む「シノドスの歩み」を続けるため、これまで日本の教会のシノドス的な歩みを推進する呼びかけを行ってきた「シノドス特別チーム」の名称を変更し、今後は「シノドス特別委員会」として活動を続ける。
▼教会に寄せられる相談内容の多様化や、予防的取り組みに転換する必要性を踏まえ、ハラスメントに対応するためのガイドライン作りを行ってきた「未成年者等ガイドライン運用促進委員会」の名称を「セーフガーディング委員会」に変更することを承認した。
「セーフガーディング」とは、子どもや障害者など、社会的に弱い立場にある人々を暴力、虐待、搾取、ハラスメント、事故などのあらゆる危害から守り、安心・安全な環境を整えるための組織的な取り組みや仕組みを指す。
 同委員会は、①カトリック教会が既に持つハラスメント対応のためのガイドラインの改訂、普及・促進②ハラスメントの事例の責任者である教区、修道会などとの連携③ハラスメント防止に向けた啓発活動―などを行う見込み。
 本司教総会のダイジェスト動画は、こちら

司教総会会場
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