教皇、順調に回復、検査も正常値 院内チャペルでミサも共同司式
教皇レオ14世を治療する医師たちは、術後2日たった10月15日、複数の検査結果は、手術した肺が順調に回復していることを示していると語った。
教皇の主治医のルイージ・カルボネ氏と、執刀医のステファノ・マルガリトーラ氏は、共同で声明を発表し、ローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇に毎日行われている検査の結果は10月15日朝も正常な数値を示しているとした。
「胸部レントゲンでも、手術部分の肺は順調な回復を示しています」と医師らは発表し、同日行われた理学療法には「運動全般」が含まれていたと述べた。
その声明は「全体的に見て、教皇様の回復は想定通り順調です」と結び、教皇は日々の活動を自立して行っていると付け加えた。教皇庁(バチカン)広報部のマッテオ・ブルーニ報道官によると、教皇は、病院で通常の仕事も少し行っているとした。
バチカンは10月14日夜の発表で、手術の翌日に当たる同日、教皇は病院の10階にあるチャペルでミサを共同司式したと発表した。
教皇の兄もがんで臨床試験に参加
「検診によって、十分早い段階でがんを見つけてくれました。手術から回復し、教皇職を続けることができるでしょう」と語るのは教皇の兄、ルイス・プレボストさん。10月13日、米国のオンラインニュースサイト「ニュースマックス」の取材に答えた。
ルイスさんは、自身も血液細胞がんの一種、骨髄でがんが増える多発性骨髄腫を患い、フロリダ州タンパで臨床試験に参加しているという。2017年にがんの診断を受け、今年に入るまでは寛解していた。
ルイスさんはこの臨床試験のために、ローマで入院する教皇を見舞いに行けないと述べる。
しかし、手術の日には「教皇の側近から、手術が終わり、麻酔から目覚め、落ち着いており、痛みもない」というメッセージを受け取ったと明かした。「私が知る限り、これまでのところ、教皇は状態が良く、信頼できる環境にいるようです」
イタリアの新聞「ラ・レプッブリカ」は10月15日、教皇の結節は、9月中旬の教皇の71歳の誕生日頃、ファテベネフラテッリ病院で非公式に受けた腹部のMRI検査で偶然見つかったと報じた。
記事は、9月下旬に訪問したフランスで、ルルドの癒やしのマリア巡礼所への巡礼の最中、教皇が自身の健康状態について知っていたのだろうかと疑問を投げかける。教皇はルルドで、病気の人や苦しんでいる人のために祈り、勇気づける言葉を送っていた。
バチカンニュースによると、切除した部分の組織検査は、数日中のうちに行われる予定。OSVニュースも、教皇の手術に関わっていない医師に取材したところ、生体検査結果が出るのは通常でも、少なくとも1週間はかかるとのことだった。

