教皇の一般謁見講話 現代世界における教会の使命

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教皇の一般謁見講話 現代世界における教会の使命

【バチカン10月7日CNS】キリスト教信者は、「弱い立場の人、貧しい人に対する弾圧、さらに依存や不正義が永続的に続く状況を生む不当な構造を受け入れることはできません」と教皇レオ14世は10月7日、バチカンのサンピエトロ広場で行われた一般謁見で語った。
 「正しくない者のために死なれた正しい方」であるキリストを賛美することで、信者は正義と平和ときょうだい愛のために力を尽くすよう求められていると教皇は説く。
 「ですから『何にもまして教会が望んでいることは、個人と家族の基本的権利と共通善の要請を認めるあらゆる政治形態のもとで、すべての人の福祉のために奉仕し、自らを自由に発展させることができること』(『現代世界憲章』42)」です」と第2バチカン公会議『現代世界憲章』についての講話を続けた。
 キリストが、この世と神を和解させるために受肉したように、教会は、「私たちを一つの大きな人類家族として、神の子どもとする計画を明らかにするために、神の受肉のしるしとして」、この世に存在すると教皇は説明した。
 異なる人々や文化と共に歴史を旅することで、教会は、自らの使命の範囲をより明らかに理解できるようになると教皇は述べる。その使命は、「私たちの起源や運命、愛と苦しみの意味といった人生に対する深い問いに人々の目を向けさせる」ことから始まるとした。
 「あらゆる犠牲を払って利益を追求する論理と情報操作は、人々にモノの消費を中心にしたライフスタイルに従うよう過度なプレッシャーをかける危険があります。しかし、私たちの心は天を仰ぎ見るようにつくられています」

 教会はこの世と結び付いている

 教会の使命には、「地上の国」を築くことに貢献することも含まれる、と教皇は続けるが、その方法と目的は主に政治的な手法によってではないとする。むしろ、教会は「正義と平和ときょうだい愛、そして信仰と愛」を証しすることによって貢献するという。
 福音を十分に生きるには、カトリック信者は聖霊の恵みと共に働かなければならない。そうすることで、信者が宣言する信仰が、日々の生活に反映されるからだ、と教皇は言う。
 しかし、宣言する信仰と日々の生活の乖かい離りは同憲章が書いているように、「現代のきわめて重大な誤りの一つに数えられるべきである」(『現代世界憲章』43)。
 現代社会において信仰を生きるということは、司牧者、神学者、信者たちに、キリスト教を薄めることなく、より魅力的にするために、現代の文化の中で、取り入れる価値のあるものを識別するよう求めている、と教皇は述べる。
 「そのためにはバランスのとれた心、文化的傾向に染まらないこと、前向きな光で世界を見ることが必要になります。その一方で、確固として福音のメッセージ全体を保ち、伝える姿勢を貫かなければなりません」
 教会はこの世の「上に」、あるいは「そばに」あるのではなく、むしろ「この世と結び付いている」と教皇は述べ、教会の究極の目的は、神の国が到来し、「全ての人類の救いが成し遂げられることです」と教皇は続ける。
 「教会は何よりも、個人の聖性ときょうだい愛を通して、この目的に向かって努力を続けていきます」

10月7日、バチカンのサンピエトロ広場で行われた一般謁見の後、子どもにあいさつする教皇レオ14世 (CNS photo/Vatican Media)
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