バチカン、タグレ枢機卿を首席枢機卿に 教皇選挙を主宰、被選教皇の意思確認も

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バチカン、タグレ枢機卿を首席枢機卿に 教皇選挙を主宰、被選教皇の意思確認も

【バチカン10月9日OSV】教皇庁(バチカン)は10月9日、92歳のジョバンニ・バッティスタ・レ枢機卿の退任を受け、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿が新たな首席枢機卿に選出されたと発表した。
 タグレ枢機卿は、司教枢機卿の位階を持つ枢機卿たちによる投票によって選出された。司教枢機卿は12人から成る。69歳のタグレ枢機卿は、東方典礼の総大司教を除いた司教枢機卿のほぼ全員が80歳を超えているため、最年少の司教枢機卿となる。バチカン国務省長官のピエトロ・パロリン枢機卿は、次に若く71歳。
 教皇レオ14世は、10月8日に開かれた司教枢機卿選挙の結果を承認し、タグレ枢機卿に、伝統に倣ってローマ近郊のオスティア称号教区を与えた。これによりタグレ枢機卿は以前から託されてきたローマ近郊のアルバノ称号教区と共に両教区を保有する。
 首席枢機卿として、タグレ枢機卿は、教皇が逝去、あるいは辞任した場合、コンクラーベ(教皇選挙)を主宰する責任を持つ。具体的には枢機卿をローマに招集し、全体集会、あるいは日々の枢機卿会議をコンクラーベに至るまで、またコンクラーベ中も主宰する。そしてこの首席枢機卿が、被選教皇に選挙結果を受け入れるかどうかと、どのような教皇名を名乗るのかを尋ねることになる。
 現在、タグレ枢機卿は福音宣教省初期宣教部門の副長官を務めているが、この職も首席枢機卿と並行して務める。フィリピン出身のタグレ枢機卿は、2013年と2025年のコンクラーベ時に「パパビレ」(教皇に選ばれる可能性がある有力候補)と見られていた。前教皇フランシスコが、2020年にタグレ枢機卿を最高位の司教枢機卿に任命した。ここ最近では、タグレ枢機卿は9月、米国ミズーリ州セントルイスで尊者フルトン・J・シーン大司教の列福式を司式した。

 退任のレ枢機卿は名誉首席枢機卿に

 レ枢機卿は2020年1月から首席枢機卿を務めた。2025年5月に教皇レオ14世を選出したコンクラーベまでの全体集会も主宰した。しかし、レ枢機卿は80歳を超えていたため、パロリン枢機卿が代わりに、自身も投票権を有する司教枢機卿として、システィーナ礼拝堂で行われたコンクラーベ自体を主宰した。
 レ枢機卿は首席枢機卿として、前教皇フランシスコの葬儀ミサを司式し、さらにフランシスコ教皇と共に、ベネディクト16世教皇の葬儀ミサも司式した。またレ枢機卿は、前教皇フランシスコがさまざまな病気を発症した晩年には、教皇に代わって、数多くの教皇ミサの祭壇に主司式者として立った。レ枢機卿は来年1月に93歳になる。
 教皇レオ14世がレ枢機卿の退任願いを受理したため、レ枢機卿は名誉首席枢機卿となり、サビーナ・ポッジョ・ミルテート教区の称号教会は保持したままとなる。

9月24日、米国ミズーリ州セントルイスにあるドーム・アット・アメリカズ・センターで、フルトン・J・シーン大司教の列福式を共同司式する、福音宣教省初期宣教部門の副長官のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿。バチカンは10月9日、92歳のジョバンニ・バッティスタ・レ枢機卿の退任を受け、タグレ枢機卿が新たな首席枢機卿に選出されたことを発表した (OSV News photo/Bob Roller)
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