2023年から26年までの間に叙階された司祭・助祭・終身助祭を、数回に分けて紹介する。
①洗礼名・名前②叙階時の年齢③叙階年月日④叙階場所⑤現在の活動⑥新司祭・助祭からのメッセージ
【イエズス会】
◆司祭

①アシジのフランシスコ 森晃太郎②37歳③2023年9月23日④麴町教会(東京・千代田区)⑤イエズス会召命担当⑥「人の気持ちが分かる司祭になってほしい」。イエズス会入会前に父から言われたこの言葉がずっと心の奥深いところで脈打っています。そのような司祭に自分がなれているのか分かりませんが、1人でも「共に歩んでくれている」と実感してくださっている方がいるのであれば、感謝しかないです。神様による叙階の恵みを自分のものにすることなく、人々にその恵みが少しでも届くよう日々、奉仕できたらと願っています。

①洗礼者ヨハネ 渡辺徹郎②36歳③2023年9月23日④麴町教会(東京・千代田区)⑤六甲教会助任(神戸市)⑥司祭として私が目指すことは人々の魂を救うことです。そのために何ができるかを考えながら日々活動しています。六甲教会では世代や国籍にとらわれない司牧をしたいと思っています。マジョリティーである70代以降の人々のみでなく、マイノリティーである青少年やミドル世代の人々に対するアプローチも大切にしています。また、日本語コミュニティーと外国籍信徒の交わり促進も心がけています。

①ドミニク グエン・ヴァン・テー②43歳③2023年12月2日④主の公現教会(ベトナム)⑤現在、東京の麴町(聖イグナチオ)教会を中心に司牧活動に携わっています。主な活動として、ミサの司式、ゆるしの秘跡の奉仕、霊的同伴、子どもや青年の信仰養成、求道者・受洗志願者のためのカテキズム、結婚講座などを担当しています。また、日本社会の中で孤独やさまざまな困難を抱えて生活するベトナム人移住者が、教会を「自分の家」と感じ、神との交わりを深め、共同体とのつながりを育むことができるよう努めています。⑥司祭として私が大切にしているのは、人の声に耳を傾けることです。現代社会には、孤独や不安、心の傷を抱えて生きている人が少なくありません。そのような人々が、自分は神に愛されている存在であることに気付き、希望を見いだせるよう、キリストのいつくしみを伝える者でありたいと願っています。一つ一つの出会いを神からの恵みとして受け止め、一人一人と共に歩み、共に祈りながら、神の愛を証しする司祭であり続けたいと思います。

①ムカディ・イルンガ・クリスチャン②34歳③2024年8月24日④聖霊教会(コンゴ民主共和国・ルブンバシ市)⑤2026年10月から英国のオックスフォード大学で倫理と政治哲学・神学の研究⑥司祭職というのは、奉仕のために存在するものであると思います。神の民の牧者として仕えるために召されたと深く信じております。この尊いお招きは恵みであるので、それを少しも無駄にしてはならないと心に留めております。従って、勉学と司牧を通して、全ての人々、特に弱い立場に置かれている人々や排除されている人々に寄り添い、神の慈しみと憐れみを示したいと思います。神の慈しみによって、これからも日本におけるカトリック教会、また日本社会のために奉仕してまいりたいと思います。

①クロディエン・バガヤムクエ・チュバカ②29歳③2024年8月24日④聖霊教会(コンゴ民主共和国・ルブンバシ市)⑤現在、リヨン教区に所属しています。最近、リヨン・カトリック大学において聖書神学(新約聖書)の修士課程を修了し、現在は同大学にて哲学修士課程の2年目を続けています。司祭としての活動では、個人的霊的同伴を行いながら、人々の信仰生活の歩みを支えています。また、リヨンのイエズス会共同体の聖堂においてミサを司式し、複数の小教区でゆるしの秘跡の奉仕を担当しています。さらに、キリスト者の起業家および企業経営者のグループの同伴も行っており、福音と職業的責任、召命と社会的使命との統合を支援しています。学問的研究と司牧活動の両面を通して、人々への奉仕を深めることを心がけています。⑥司祭として、いつも人々と共に歩み、福音の喜びを分かち合う者でありたいと願っています。特に、一人一人の人生の歩みと神の働きに耳を傾け、祈りと対話を通して、その人が神とのより深い交わりへ導かれるよう努めています。また、聖書研究と司牧の経験を結びながら、現代社会の中で希望と和解のしるしとなる教会に奉仕していきたいと考えています。

①パウロ 山内豊②39歳③2024年9月14日④麴町教会(東京・千代田区)⑤現在、上智大学大学院心理学専攻にて勉学。麴町(聖イグナチオ)教会でのミサなど。⑥いつもさまざまな人のお世話になっております。司祭として「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神はご自分を愛する者たちに準備された」(一コリント2・9-10)を意識して宣教するように心がけています。人間の常識を越えた、福音の尋常のなさを伝えていきたいです。

①パウロ・ガン(ベトナム殉教者) グエン・タン・アン②34歳③2025年9月27日④麴町教会(東京・千代田区)⑤神学の修士課程に在学中⑥皆さん、私は2025年9月27日に司祭叙階されました。これから司祭として人々に福音の喜びを伝えたいと思います。特に、教会や社会の中で皆さんと共に歩み、お互いを大切にし、全ての命に奉仕することで、愛に満ちた神の顔を示すことを目指しています。この使命を忠実に全うするためには、皆さまのお祈りが必要です。どうかこれからもお祈りいただけますよう、よろしくお願い致します。感謝を込めて。
◆助祭

①ニティン・リズボン・コエリョ②34歳③2026年3月14日④麴町教会(東京・千代田区)⑤上智大学の学生として学びながら、麴町(聖イグナチオ)教会および高円寺教会で助祭の奉仕を行っております。⑥来日以来、私は日本の社会においてカトリック教会の未来は明るくないのではないかと、しばしば感じていました。それは主に、教会で見かけるのが高齢の方々ばかりだったからです。しかし、先日の助祭叙階式の最中に、私は深い気付きを得ました。未来への希望とは、将来も教会という制度が目に見えて存続することが保証されているかどうかにあるのではなく、復活した主の喜びのうちに、今ここで信仰を生きている信徒の皆さんのうちにこそあるのだということです。この姿を目の当たりにし、私は日本の社会における教会の未来に対しても、深い希望を抱くようになりました。助祭として、また司祭として、この希望を深く生きながら人々に伝えていきたいと思います。
※今年9月12日(土)麴町教会で司祭叙階予定。
