教皇を模範に貧しい人との集い開催支援 仏非営利団体、世界の小教区などに向け

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教皇を模範に貧しい人との集い開催支援 仏非営利団体、世界の小教区などに向け

【ローマ7月5日OSV】教皇レオ14世は今月、ローマ南東のカステルガンドルフォにある教皇宮殿の庭園で、路上生活や貧しさを経験してきた人々との昼食会を開いた。あるカトリックの団体は、教皇の昼食会はどの小教区も倣うことができる模範を示してくれたと評価した。
 その団体とは「フラテッロ」(きょうだい)というフランスのカトリックの非営利団体で、約40カ国で活動し、その使命は教区、小教区、その他の団体が、貧しい人々をそれぞれのキリスト教共同体に招き、共に「友情の祝宴」や夕の祈りの集いを開くのを支援することだという。
 フラテッロは2016年の「いつくしみの特別聖年」に創設され、「貧しい人のための世界祈願日」をそれぞれの地元で実施できるよう、小教区を支援することに注力している。
 前教皇フランシスコが語ったように「フラテッロの使命は、最も貧しい人々に出会い、その人たちと共に協力し、彼らを教会の中心に据えることです。つまり、教会の中で、貧しい人『のため』ではなく、貧しい人『と共に』、祈りと霊性のイベントを主催することです」と語るのは、同組織の副代表を務めるエマール・ルクレールさん。OSVニュースの取材に答えた。
 「貧しい人のための世界祈願日」は毎年、年間第33主日に実施され、今年は11月15日に当たる。教皇フランシスコは、2016年の「いつくしみの特別聖年」の終わりにこの祈願日を制定し、この日が新たな福音宣教の真の形となることを望んでいると書き記している。
 「この日が共同体と信者一人一人に、貧しさこそがまさに福音の中心にあるのだと思い起こさせる助けとなるよう願います。ラザロが私たちの家の前に横たわっている限り(ルカ16・19-21参照)、正義や社会的平和はあり得ません」

 「いつくしみの聖母像」世界を巡る

 ルクレールさんは、フラテッロの役割は、毎年11月に小教区や教区にこの教えを目に見える何らかの形にする手伝いをすることだと繰り返す。「フラテッロの使命は、1年の中の1日、特に『貧しい人のための世界祈願日』に・・・全ての小教区、世界の共同体が毎年このイベントを運営し、実行するお手伝いをすることです」
 今年の記念日は第10回に当たり、フラテッロは小教区がそれぞれのニーズに合わせて取り入れられるように以下の四つの提案をしている。①土曜日に「いつくしみの夕の祈りの集い」を開催し、聖体礼拝、信仰の証し、ゆるしの秘跡を行う②「貧しい人のための世界祈願日」の主日ミサに貧しい人を招き、共に参加する③「友情の祝宴」を開いて、弱い立場に置かれた人々を招き、ボランティアや小教区の信者たちと食事を共にする④ビデオ会議を介して約30分程度の祈りの集いを持ち、リアルタイムで世界中の共同体をつなぐ―。
 教区はこれら全てを行っても、一つだけを取り上げても構わない、とルクレールさんは述べる。フラテッロは物流、通信手段、同種活動団体との連携を支援する。
 フランスで始まったこの試みは、以来、約40の国々に広まった。欧州、アフリカ、アジア、南米で、国を挙げるとチリやカメルーン、フィリピンで開催されたという。「全ての国や全ての共同体を訪ねることはできませんが、いつくしみの聖母への巡礼を企画することはできます」とルクレールさんは語った。
 これは、2023年に教皇フランシスコによって祝福されたマリア像を中心に据えるもので、約30体の「いつくしみの聖母像」があり、世界各地を巡り、刑務所や高齢者施設、学校、小教区を訪れている。フラテッロから直接代表者を送れない場合でも、共同体に集って祈る機会を提供している。
 フラテッロの取り組みは、今月11日に貧しい人々をカステルガンドルフォの教皇宮殿の庭園に招き、共に昼食を取った教皇レオ14世の精神を共有し、より広く響かせるものだ。

2022年11月13日の「貧しい人のための世界祈願日」に、バチカンの謁見の間で、約1300人の招待客と共に昼食を取る前教皇フランシスコ。同教皇によって制定されたこの祈願日は年間第33主日に実施されるもので、2026年は11月15日に当たる (CNS photo/Remo Casilli, Reuters)
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