青森 震度6強の地震 八戸塩町(はちのへしおちょう)教会で建物にひび

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青森 震度6強の地震 八戸塩町(はちのへしおちょう)教会で建物にひび

 6月25日、岩手県沖を震源とする最大震度6強の地震が東北地方北部を襲い、青森・八戸市の八戸塩町教会で、壁にひびが入るなどの被害が出た。

6月25日の地震直後、物が散乱した八戸塩町教会の台所


 同教会信徒会長の石原良明さんは、地震が起きた朝7時30分、マンション2階の自宅にいた。東日本大震災の時は東京にいた石原さんにとって「これまで経験したことのない揺れ」だったという。
 「天井から下がった蛍光灯の傘が、ヨーヨーのように揺れて天井にガシャンガシャンとぶつかるんです。縦揺れでも横揺れでもない、円を描くような揺れが2分ぐらい続きました」
 同教会のルクサ・メンデ・ユスチノ(ジャスティン)神父(淳心会)も、「今回の揺れは長かった」と話す。

 昨年12月から大きな地震が4回

 八戸市は、昨年12月8日にも最大震度6強の地震に見舞われ、同教会で玄関ホールのイエス像が倒壊するなどの被害が出た。その時すでに外壁などに40箇所のクラック(ひび割れ)が発生。ひびに水が入り込んで鉄骨が腐食するとコンクリート壁が壊れる危険があるため、修理に向けて動いていた。地震保険の補償が受けられ、250万円ほどかかる費用も、ほぼ持ち出しなしで補修できそうだと見積もっていたさなかの今年4月20日、再び震度5の地震が八戸市を襲う。この時は青森・岩手などの沿岸に津波警報も出された。

昨年12月8日の地震で倒壊したイエス像


 それに加えて、今回6月25日と28日に地震が発生。新たに見つかったクラックは30箇所に上った。
 八戸塩町教会は、在籍信徒数約300人。主日ミサには、外国籍信徒も含め約60人が参加する。この地域の中では大きく、近隣のカトリック教会が合同で行うインターナショナルデーや、プロテスタント教会と共に行う「八戸市民クリスマス」の会場にもなってきた。

 同教会の建物は1983年に「東北建築賞作品賞」を受賞しており、内壁はコンクリートの打ち放し、ステンドグラスからの自然光が効果的に取り入れられたモダンな建築になっている。隣には、長く聖ウルスラ修道会塩町修道院があったが、昨年3月に修道会が撤退したため、建物と敷地を教会が引き受けていた。教会としては、旧修道院も有効活用しようと、これまで庭を駐車場に造成するなどしてきたが、一連の地震で、旧修道院でも外壁、内装に大きな被害が出ている。
 幸い、信徒宅の大きな被害情報は寄せられておらず、主日ミサは、地震後も変わらずにささげることができている。

教会の外観。右手の壁面には補修中のひびが見える(今年7月撮影)
コンクリート打ち放しの壁、自然光を取り入れたモダンな聖堂は「東北建築賞作品賞」受賞

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