【バチカン6月24日CNS】感謝の祭儀に参加することによって、信者はキリストの体へと変えられ、家庭や共同体をむしばむ分裂への対処法を与えられる、と教皇レオ14世は6月24日に開かれた一般謁見で語った。教皇の夏季休暇のため次回の一般謁見は8月5日(水)に開催予定。
第2バチカン公会議の諸文書についての講話の中で、教皇は『典礼憲章』を引き続き取り上げ、聖体が信者たちを神と互いとのより深い交わりへと招くと説明した。
聖体のうちにキリストを受けることで、信者たちはキリストの体に変えられる。その体の頭は、御父の右の座に着いておられる復活された主だ、と教皇は述べた。
「ですから、聖体は来たるべき神の国の秘跡と言えます」。聖体はカトリック信者に、自らをささげるというキリストの行為に倣うよう教え、また「神と互いの間を今まで以上に完全に一致するよう日々招かれている」ことを教える。
「この(聖体という)たまものは私たちを一致の力に引き寄せ、私たちの世界や共同体、家庭や心をむしばむ分裂という負の力に対抗する力強い『解毒剤』を与えてくれます」
『典礼憲章』は、信者たちに「司祭の手を通して、また司祭と共に、イエス・キリストと一致して自らを御父にささげる」よう、教えている。また感謝の祭儀に参加することは、神のことばによって形づくられ、「主の体という食卓によって養われる」ことを意味する。
聖体を神のことばから引き離すことはできない、と教皇は述べ、ことばの典礼と感謝の典礼が「礼拝という一つの行為」を形づくっていると強調した。教皇ベネディクト16世の言葉を引用して、教皇は、聖書が聖体の神秘を照らし説明するのと同様に、聖体は信者たちが聖書をより深く理解できるようその心を開く、と述べた。
「神のことばは、聖体のパンと共に、私たちを養い、支え、そうして罪という堕落からキリストのうちに新たないのちへと導いてくれます」と教皇は語る。
教皇は、第2バチカン公会議が、カトリック信者を聖書により近づけることに注力したことに言及し、同公会議での典礼改革の結果誕生した『朗読聖書』――ミサで朗読される聖書の箇所をまとめた本――を取り上げた。現代の教会の典礼で用いられる朗読箇所を集めたこの書は、「伝統への忠実と正当な進化への開きを結びつける」、教会の生きた伝統の豊かさを表している。
「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、信仰のうちに、神のいのちという源泉から水をくみ、私たちが記念する神秘によって、私たち自身を変えていただきましょう」

