教皇、イタリア東部の都市リミニを訪問 教会の愛の文化で権力の文化に対抗する

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教皇、イタリア東部の都市リミニを訪問 教会の愛の文化で権力の文化に対抗する

【バチカン8月22日CNS】カトリック教会が持つ愛といつくしみの考え方と文化は、敵を生み出したり、人や国に「権力の文化」の中で、「再軍備」が必要だと信じ込ませたりする間違った考えに打ち勝たなければならない、と教皇レオ14世は述べた。
 「そのような疑わしい考え方から私たちの人生を、高慢から文化を、イデオロギーから教育を、利益という偶像崇拝から仕事を、死をもたらすビジネスから技術と金融を、共に解放しましょう」。教皇は8月22日、イタリア東部にある海岸沿いの町リミニで、毎年開かれる「市民間の友情のためのミーティング」に参加し、何千人にも及ぶ出席者に語りかけ、さらに続けた。
 「貧困、不平等、戦争、環境破壊の根底にある不公正な権力構造を暴きましょう。そして技術の発展が侵略的・破壊的になる場合はいつでも、その発展を武装解除しましょう」
 このミーティングは信徒による「交わりと解放」というカトリック運動の一環で、1980年に始まった。教皇が自ら参加するのは、1982年の聖ヨハネ・パウロ2世教皇以来2度目。
 教皇レオ14世は、44年前にヨハネ・パウロ2世が行ったのと同様に、利己心と他者の苦しみへの無関心によって、深刻なまでに脅かされた世界において、真理と愛から生まれる文明を辛抱強く押し進めるようにと訴えた。

 生き方を変え、勇敢な先駆者に

 人類は「正義に飢え渇いています」と教皇は述べ、「平和は、他者に出会うことを好み、他者と関わることを恐れない人々によって、育まれ、広げられます」とした。
 「今こそキリスト者にとって、責任を果たす時です」と教皇は言う。なぜなら「20世紀に生じた数々の悲劇や革新の影響下で、イエス・キリストに倣うことは、実際、悪は悪によって克服できないのだという明確な自覚を要求するからです」。
 「愛はいのちの法であり、あがないの手段です」「カトリック文化は、考え方や言動、国民を再軍備させることになる間違った現実主義に、いつくしみの現実主義で対抗しなければなりません。この現実主義は、的などありえないこと、そして、誰もが、たとえ敵対する者同士でも、目を合わせて、真心から出会うべき兄弟姉妹であることを理解する者です理のうちに出会う兄弟姉妹なのだと考える」と教皇は続けた。
 キリストのあがないをもたらす愛は罪よりも強いとし、キリスト者は「権力の文化が汚した全てのものから、自分の考え、興味、習慣、つながり、計画、投資」を継続して清める必要があると説明する。
 真の回心には、自分自身への称賛よりも神への賛美を求めることが必要だ。そして、「まずは自分の生き方を方向転換することで、『勇敢な先駆者』となり、全ての人が求める変化を説得力と信頼に足るものとします」と語った。

 教皇、リミニ港でミサ

 ミーティングの後、教皇はリミニ港で屋外ミサを司式した。何千もの人が青い海沿いの砂浜に集まってミサに参列した。
 その説教の中で教皇は、世界は「多くの形の楽しみであふれていますが、そのいくつかは人を注意散漫にしたり、破綻させたり」、むなしさをもたらしたりすると指摘。
 「現実逃避的」な考えは、日常生活を「逃れるべき監獄」と見なしている、と教皇は続け、「息抜き」を見いだす最善方法は、「神と出会い、他者と真に出会う」ことであり、「この出会いは混沌(こんとん)としたところではなく、私たちの内面、私たちの魂の最深部で行われる必要があります」とした。
 「ですから、私たちはキリスト教共同体として、特別な方法でこの経験を育み、将来に伝えていくよう求められています」。それは、教会における、他者を受け入れ、助けようという姿勢、思いやりと祈りに満ちた雰囲気を通して育まれていく、と教皇は強調した。

8月22日、イタリアのアドリア海沿岸にある都市、リミニの港でミサを司式し、祭壇に献香する教皇レオ14世 (CNS photo/Vatican Media)
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