教皇、コロンビア地震に祈りと寄付 バチカン通じてさらなる支援も示唆
【バチカン8月13日OSV】教皇レオ14世は、8月10日に発生し、多くの死者を出した大地震の影響で混乱するコロンビアに、人道支援のために10万ユーロ(約1千800万円)を寄付した。
バチカンニュースによると、この寄付は教皇庁(バチカン)支援援助省を通して行われ、マグニチュード7・4の地震に見舞われた教区のために使われる。
さらなる支援は、教皇庁の医療ケアワーカーで、駐コロンビア教皇大使を務めるルイース・マリン・デ・サン・マルティン大司教とコロンビア司教協議会との協議を経て決定される、とバチカンニュースは報じた。
AP通信によると、この地震の3日前にコロンビア大統領に就任したばかりのアベラルド・デラエスプリエジャ氏が、死者数は265人に達したと述べた。また同大統領は500人が行方不明となっていると発表したが、民間のデータベースでは4000人以上が行方不明と推計されている。
教皇からの寄付は、震災後にコロンビアが受け入れた援助の中の一つ。米国務省は災害支援対応チームを現地に送り、救助活動の調整の支援をし、人道援助に1千550万ドル(約25億円)を当てた。
メキシコやエルサルバドルなどの南米各国も、何トンもの食料、医薬品、その他の人道援助を行っている。
同時に、ラテンアメリカ・カリブ司教会議(CELAM)は、南米全体の司教協議会に、被災地の共同体がそれぞれの家やインフラの再建だけでなく、将来への希望と信頼を再び持てるよう、寄り添い、祈り、連帯して協力してほしいと呼びかけた。
教皇の寄り添いに同国司教団感謝表す
教皇は8月12日の一般謁見で、スペイン語圏からの巡礼者たちに、コロンビアの人々への心からの寄り添いを表した。
「亡くなった方々の永遠の安息を主に祈り、ご遺族とこの悲劇に見舞われている全ての人々に祈りをささげます。また救助活動に当たっている方々と、被災された方を支援している方々に感謝の意を表します」
コロンビアの司教協議会は8月12日に発表した声明で、教皇に感謝を表し、教皇の言葉と当初の寄付は、コロンビアで被災した人々への教皇の寄り添いを示している、と述べる。
「コロンビアの司教団は、教皇レオ14世からの寄り添いのしるしと、普遍教会がコロンビアの人々と一致してくださることに、深く感謝致します。教皇様と一致して、司教団は被災されたご家族と共同体に寄り添い、連帯のネットワークを強化し、教会の司牧活動・慈善活動を通して、最も支援を必要としている人々のケアに貢献することを改めて表明します」
司教団は、「最も支援を必要としている方々に援助を振り分けることを目的として」、現在、被災した各共同体のニーズをまとめているところだとした。

