教皇の一般謁見講話 結婚の重要性を強調

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教皇の一般謁見講話 結婚の重要性を強調

 【バチカン10月21日CNS】教皇レオ14世は10月21日、結婚は身体的魅力以上のものを必要とし、真の愛は、夫婦間で互いに自らを与え合うこと、忠実、一生を通しての誓いを伴うものだ、とバチカンのサンピエトロ広場で開かれた一般謁見講話の中で強調した。
 右肺の腫瘍切除手術を受けた後、10月17日にバチカンに戻った教皇は、結婚と家庭生活を守り、推奨する責任が「今まで以上に差し迫って重要になっている」と続ける。
 一般謁見講話の冒頭で、教皇は、術後の経過を神に感謝し、祈りで支えてくれた信者に感謝を表した。
 この日も第2バチカン公会議の文書、『現代世界憲章』を取り上げ、同公会議は結婚を、夫婦が互いに自分を与え合うことに根差した「いのちと愛の親密な夫婦の共同体」(48)と定義していると指摘。
 また公会議は、個人と社会の健全性は、結婚と家庭生活の健全性と密接に関連していると認識している、と教皇は説明する。
 同公会議は、結婚を単なる法的な契約として見るのではなく、「夫婦の契約」として理解し、その契約を通して、夫婦は互いに自分自身を与え合い、受け入れ合うことになると強調している、と教皇は考察する。
 そのような結び付きは、夫婦間の「完全な忠実」と「不解消の一致」を必要とし、子どもの出産と育成とに向けられている。
 教皇は、キリストの愛を通じて理解される夫婦愛は、官能的な愛情をはるかに越え、「夫婦の意志全体とかかわり、魂の愛情を新たにし、細やかな愛情と行動をもって表現されます」(同憲章49参照)と語った。
 教皇は、男女は尊厳において平等だとし、夫婦間の親密さは、互いに自らを与え合う姿勢と共通の喜びを深めるべきものだと強調した。

 子を持つ決断は良心と教理に導かれるべき

 「結婚の最大のたまもの」は子どもたちだ、と教皇は言及し、子どもたちを通して夫婦は「創造主である神の愛に協力する者」(同憲章50参照)となるからだと述べた。
 さらに教皇は、子どもを持つと決断するとき、夫婦は、自らの環境と生まれてくる子どもたちの生活環境に注意を払わなければならないとし、同時にその決断は良心に導かれ、教会の教えに一致するものでなければならないと語る。
 「夫婦としての幸福と、既に生まれてきた、あるいはこれから生まれる子どもたちの幸福について、夫婦は人間として、またキリスト者としての責任を果たしつつ、健全な判断に導かれなければなりません」
 教皇はまた、受精の瞬間から人間のいのちは守られねばならないという教会の教えを再び示し、第2バチカン公会議は中絶と嬰えい児殺害を非難し、さらに夫婦の親密な関係の中にある尊厳を強調していると説明した(同憲章51参照)。
 この一般謁見講話の前に、バチカンでは1週間にわたり、各国司教協議会会長と東方典礼カトリック教会の指導者たちが、前教皇フランシスコが2016年に発表した、結婚と家庭生活についての使徒的勧告『愛のよろこび』を実践するに当たり、話し合いを持っていた。
 教皇はこの会議を10月7日に開幕したが、閉幕前に入院したため、同会議の最終報告書の発表は、教皇が目を通すまで延期されている。しかし何人かの司教が取材に答えた内容によると、現代の家庭の現実に耳を傾けること、同時に、青年たちと接触を持つこと、そして彼らの結婚へのためらいに対処していく取り組みを改めて行うことになったという。

10月21日の一般謁見前に、バチカンのサンピエトロ広場をパパモービレ(教皇専用車)に乗って回り、子どもにあいさつする教皇レオ14世(CNS photo/Lola Gomez)
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