エチオピア正教会信者60人殺害される 主教団、政府に安全と犯人の処罰求める

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エチオピア正教会信者60人殺害される 主教団、政府に安全と犯人の処罰求める

【アディスアベバ(エチオピア)10月27日OSV】エチオピア正教会のテウヘド教会の聖シノド(主教団)は、武装した犯人が2度にわたり襲撃し、60人の正教会信者を殺害するという事件が発生したことを受け、エチオピア政府に介入するよう求めた。
 エチオピアの首都アディスアベバで10月26日に開かれた聖シノド総会の冒頭で読まれた声明の中で、同国の正教会主教たちは、信者たちに死と苦しみをもたらしたこの襲撃を「非難すべき非人道的行為だ」として非難した。
 「このような卑劣な行為は、どの宗教の教えの下でも、あるいは人権という原則の下でも、全く受け入れることはできません。さらに、信教の自由の権利や生存権という憲法で保障された権利を侵害し、宗教的あるいは自然な道徳的秩序に反し、相互の共存という私たちに共通の国家としての価値を失わせる行為でもあります」
 この襲撃はアディスアベバから南に約193キロに位置するアルシ県の二つの農村で起きた。聖シノドによると、襲撃者は10月20日に同県北部のメルティ地区で14人を殺害し、続く24日には、近隣のシルカ地区の複数の村を襲撃し、46人を殺害した。
 主教たちはまた、20人以上が重傷を負い入院していると述べ、20軒の民家が全焼したと述べた。
 BBCニュースによると、政府当局は、エチオピアの反体制武装集団のオロモ解放軍(OLA)を含む「生存のための同盟」として知られる新たに組織された反政府勢力の犯行だとした。
 OLAは今回の襲撃についての犯行声明は出していないが、BBCによると、過去に起きた同様の襲撃との関連を否定しているという。
 このような状況に、政府当局は、この犯行の首謀者には断固とした措置を講じると誓った。

 時とともに信者に対する治安が悪化

 正教会の主教たちは、犯人を名指ししなかったが、「アルシ教区と、国内のさまざまな地域に暮らす、罪のない敬虔けいけんな正教会信者たちに対する、恐怖をまき散らす陰惨な大量殺害、強制退去、身体や財産への危害は、時とともに絶えず一貫して悪化の一途をたどっている」と警鐘を鳴らした。
 聖シノドは政府に、犯人の処罰と、襲撃を公に非難すること、市民の保護のために治安部隊を配備することを求めた。
 「私たちは、敬虔な正教会信者たちの奪われたいのちに対して深い悲しみを繰り返し表明しながら、政府に、必要な保護を提供するよう強く訴えます。それは信者たちがどこに住もうとも、同様の襲撃に遭わないでいられるようにするためです」「また治安部隊には、この危機に特別な注意を払い、この問題が解決するまで、必要な安全を保障し、将来の危機を未然に防ぐことができる予防的措置を実施するよう訴えます」

エチオピアの首都アディスアベバにある聖ガブリエル教会の外でくつろぐエチオピア正教会タワヘド教会の信者たち。エチオピアのオロミア州のアルシ県で、10月20日と24日の両日に発生した襲撃で60人のタワヘド教会の信者が殺害された (OSV News photo/Maheder Haileselassie, Reuters)
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