熊本・八代でミサが再開 アベイヤ司教が主司式 50人集う
7月28日の熊本地震以降、ミサがなかった八代(熊本県八代市)で8月16日、熊本県を管轄する福岡教区のヨゼフ・アベイヤ司教主司式により、主日のミサがささげられた。
八代教会は、聖堂床にひびが入るなどの被害が生じたため、ミサは同教会から徒歩数分のシャルトル聖パウロ修道会・八代修道院の聖堂で行われた。
八代教会を担当するブランビッラスカ・フェルッチョ神父(ミラノ外国宣教会)と、福岡カリタス担当の寺浜亮司神父(同教区)が共同司式。修道女5人、外国出身の信徒11人を含め、約50人が参加した。

(写真提供:福岡カリタス)
アベイヤ司教はミサの説教で、次のように話した。
「皆さん、このたびの地震で『なぜ(このようなことが起きたのか)?』と問われることでしょう。この『なぜ?』という問いには、答えはありません。しかし、これから『どのようにして(前に進んで行くのか)?』という問いには、みんなで応えていくことができます」
アベイヤ司教は、「皆さん、ご一緒に『どのようにして?』を考えていきましょう」と語り、「ともに歩んでいきましょう」と皆に呼びかけた。
この日集った八代教会の信徒の数は、普段のミサ参加者の半分より少し多いくらいだった。
会場には、「久しぶりにミサにあずかることができた」「地震以来、信徒の仲間に会うことができた」と話す人もいた。
ミサ後のお知らせでは、フェルッチョ神父が、この日をもって八代教会の主日ミサが再開したと伝えた。現時点では、8月中のミサは八代修道院の聖堂でささげられる見込み。
信徒会長や各担当者からは、八代教会の聖堂などの被害状況が報告された。震災後に全員の安否確認だけは行ったが、その後は電話がつながらないなど、連絡が行き届かず、各信徒の状況を聞き取ることは難しいという報告もあった。
福岡教区の活動方針を確認
続いてアベイヤ司教が、震災後に発表した「福岡教区の今後の活動方針」(教区ウェブサイト「熊本地震 特設サイト」内、8月10日の欄参照)について説明した。
方針の柱は、①「八代教会と教会につながる地域との関わり」②「ボランティアパック」(通称「ボラパック」)③教区本部に支援活動を円滑にするための事務局(支援室)設置、の三つ。
③の「支援室」の室長は寺浜神父、副室長はフェルッチョ神父。支援室は現在、できることを可能な範囲で行いながら、支援・対応を続けている。
福岡カリタスは震災後、カリタスジャパンと連携して被災地支援を行ってきた。寺浜神父は皆に向けて、「カリタスがありますから、(困りごとがあったら)声をかけて」と呼びかけた。

(写真提供:福岡カリタス/8月16日)
