5月2日、東京都内の病院で老衰のため逝去。104歳。1921年スペイン・サンタンデール生まれ。41年同会入会。43年初誓願。若い時から宣教に燃え、48年に来日し、翌年終生誓願を立てた。第2次世界大戦後の日本で、同会の土台を築き上げることに努めた。特に各種のカトリック学校の設立に尽力。清泉インターナショナルスクール(東京)では校長を25年間務め、生徒たちの教育・成長に貢献し、同校の米国および欧州の大学との提携(Bachillerato Internetional〈国際バカロレア〉)を実現した。定年退職後は、さまざまな国で活躍する卒業生との密接な関係を大切にし、多くの示唆と励ましの源となった。大きな心の持ち主であり、特に、完璧な決断力と豊かな包容力に富んでいた。修道会の必要に応じて、多くの国々に赴き、宣教者としての使命も大いに果たした。晩年には、体力が衰え、車いすの生活を強いられたが、その鮮明な記憶力と優れた知性は常に卓越していて、訪問してくる卒業生の一人一人のことをよく覚えていた。最後には、大腿(だいたい)骨の骨折と肺炎などにより、体力が次第に衰え、主のみ手に全てを委ねて、長寿を全うした。

