渋谷ハチ公前 宗教者ら 月1度の祈りと呼びかけ 「武力で平和はつくれない」 

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渋谷ハチ公前 宗教者ら 月1度の祈りと呼びかけ 「武力で平和はつくれない」 

 JR渋谷駅ハチ公口前の広場(東京・渋谷区)で3月26日、平和な世界の実現に向けて祈り、訴える「祈念行動」(平和をつくり出す宗教者ネット主催)が行われた。
 月1度の行動。42回目となる今回は、仏教のほかプロテスタントとカトリックの宗教者と市民ら20人ほどが集まった。雨曇りの空の下、横断幕などを掲げて「止めよう大軍拡!戦争をあおるな! 武力で平和はつくれない」などと訴えた。
 参加者はメガホンを手にそれぞれ経を唱えたり、賛美歌や平和を求める自作の歌を歌ったりした。
 平和を訴える「コール」では、紛争犠牲者が増え続けているミャンマー、ウクライナ、パレスチナの平和と自由を願い、また軍備拡張と自然破壊が続く沖縄の平和を求めた。「9条守ろう!」「殺し殺される戦争に反対!」「地震列島に原発は要りません!」などと訴えた。

駅前広場で祈り、平和を呼びかける

 日本キリスト教協議会(NCC)総幹事のキム・ソンジェさん(在日大韓教会牧師)は、日本語と英語でスピーチを行った。キムさんは、米国とイスラエルが2月28日に始めたイランへの攻撃は「侵略戦争」であり、国連憲章や国際法に基づく世界秩序を破壊するものと強く批判。この攻撃に反対する意志を表明していない日韓両政府を非難した。
 日本カトリック正義と平和協議会からの参加者は、「一人の声も、何人かが集まれば多くの人に届く声になります。みんなで平和を訴え続けていきましょう!」と呼びかけた。
 広場には、訴えに足を止めて聞き入る親子連れ、スマートフォンで撮影する観光客や、指で「ピース」サインをつくって祈念行動を見守る青年もいた。

 ゆるやかなつながり

 祈念行動を呼びかけているのは、主催の「平和をつくり出す宗教者ネット」(事務局=日本山妙法寺)ほか、「日本カトリック正義と平和協議会」(責任司教=エドガル・ガクタン司教〈仙台教区〉)、「平和を実現するキリスト者ネット」と「基地のない沖縄をめざす宗教者の集い」の4団体。

寄せ書きを行う参加者たち

 日本山妙法寺の武田隆雄上人(しょうにん)によれば、この祈念行動には前掲の4団体の関係者ほか、有志個人も思い思いに参加している。最近は青年も加わるようになり、より多くの参加を願っているという。次回は、4月30日午後5時から6時まで。
 主催の平和をつくり出す宗教者ネットは、仏教、神道、カトリックを含むキリスト教の宗教者と信徒計10人を世話人として2002年に創設。いのちの尊厳と平和憲法を守り生かすために祈りと行動を続け、市民団体の平和運動にも積極的に関わっている。日本のカトリック教会はこの取り組みに、正義と平和協議会を通じて参画してきた。
 同協議会はこれまで日本カトリック司教協議会の社会司教委員会の下にあったが、4月から同委員会の他のセクションと統合され、「いのち・平和・人権委員会」(委員長=森山信三司教〈大分教区〉)となる。
 祈念行動後、参加者はこれまで行動を共にしてきた「日本カトリック正義と平和協議会」ののぼりに寄せ書きを行っていた。メッセージには、「正義と平和よ永遠に」などとあった。

祈念行動に参加した宗教者、市民ら
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