国原武志神父(聖ザベリオ宣教会)

6月29日、宮崎市内の同会共同体で老衰のため逝去。94歳。1932年イタリア・バジリカータ州生まれ。日本国籍取得前の名前は、カルメロ・フォルナバイオ。50年同会入会。54年終生誓願。58年に司祭叙階後、すぐに日本に派遣された。神戸での日本語研修を経て、岸和田、浜寺(以上大阪)、延岡、宮崎(以上宮崎)の各教会で助任司祭として奉仕。66年から83年まで垂水(たるみず)主任、83年から2011年まで国分主任を務め、同期間に国分幼稚園園長として幼児教育にも尽力した(以上鹿児島)。11年から23年までは串間教会(巡回)で協力司祭として奉仕し、晩年は宮崎・江平の共同体で療養生活を送った(以上宮崎)。深い信仰と謙遜な人柄で知られ、司祭叙階50周年の際に総長へ宛てた書簡では、自らの弱さを率直に認めつつ、「私の唯一の慰めは、神の限りないいつくしみへの揺るぎない信頼です」と記し、神への信頼を生涯の中心に据えていたことがうかがえる。「祈りの中で私のためにほんの小さな場所を与えてくださるなら、それは何よりも素晴らしい贈り物です」と述べるなど、兄弟司祭への敬意と感謝を忘れなかった。謙遜のうちに宣教への献身を貫いた生涯は、教会共同体に確かな証しを残し、多くの信徒に深い感謝と敬愛をもって記憶されている。

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