教皇の一般謁見講話 教会の位階制の意味

目次

教皇の一般謁見講話 教会の位階制の意味

【バチカン3月25日CNS】バチカンのサンピエトロ広場で開かれた3月25日の一般謁見は、「神のお告げ」の祭日に当たった。この祭日は、イエスの降誕のちょうど9カ月前となり、おとめマリアの胎内でイエスが受肉したことを祝う。
 教皇レオ14世はこの祭日を祝い、カトリック信者がおとめマリアの模範に、より厳密に倣い、常に神のみ旨に従う準備を整えるよう招いた。
 「四旬節の旅路を歩み続けながら、聖母マリアが主に全てを委ねて『はい』と答えた姿に倣うことができる恵みを、主が私たちに与えてくださるよう願いましょう」と、英語によるあいさつの中で語った。
 教皇は第2バチカン公会議とその諸文書についての講話、特に『教会憲章』の考察をこの日も続けた。
 教皇レオは、教会の聖職位階の構造は、ある種の組織的な機能を実現するために「人間的に築かれたもの」ではなく、「キリストが使徒たちに与えた使命を世の終わりまで永続させるための神的な制度」だと説明する。
 「カトリック教会はキリストにより、その神秘体の生きた柱となることを望まれた使徒たちのうちに、その基盤を見いだします。そして教会には、成員全体の一致と宣教と聖化に奉仕するために働く、聖職位階的な次元があります」
 教皇は、使徒たちはキリストの「救いの教え」を忠実に守るように招かれたので、「使徒たちはその奉仕職をキリストが再び来られるまで、『司牧の任務を受け継ぐ人々の働きを通して』教会を聖化し、導き、教え続ける人々に伝えます」と述べた。

 キリストの愛から生じる聖職位階

 全ての信者は「キリストの唯一の祭司職」を構成している一方で、叙階の秘跡を受けた教役者、すなわち、司教、司祭、助祭は、特有の奉仕職を持つ。
 教会に奉仕するために「聖なる権能」を授かり、「何よりもまず」司教は、「また司教を通して司祭と助祭は、『神の民に属する全ての人』への奉仕へと彼らを導く任務(ラテン語で munera」)を受けています。それはこの『神の民に属する全ての人』が『同一の目的に向かって自由に秩序正しく協力しながら、救いに到達するためです』」と教皇レオは『教会憲章』から引用して説明した。
 教皇は、この使徒的使命は「団体的で交わり的」であり、愛のうちに奉仕する「主の民の司牧者たち」に、主が託した願いを映し出していると述べる。だからこそ聖パウロ6世は聖職位階を「キリストの愛から生まれた」もので、「キリストが自分の教会に遺産として残された、信仰、模範、おきて、カリスマという聖なる宝を完成し広め、そしてそれを、健全で実り豊かなものとして伝えるため」に生じたものとして示した、と語った。
 最後に「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、主に祈りたいと思います。主が、福音への愛に燃え、洗礼を受けた全ての人の善益のために献身する役務者と、全世界で勇気をもって宣教する宣教者を教会に遣わしてくださいますように」と祈った。

3月25日、バチカンのサンピエトロ広場で開かれた一般謁見中に、母親と子どもにあいさつする教皇レオ14世 (CNS photo/Vatican Media)
  • URLをコピーしました!
目次