教皇の一般謁見講話 教会は信仰で結ばれた神の民

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教皇の一般謁見講話 教会は信仰で結ばれた神の民

【バチカン3月11日CNS】カトリック教会は、キリストへの信仰によって一つに結ばれ、全ての人を喜んで迎え入れるように招かれたさまざまな人々で構成されている、と教皇レオ14世は、ほぼ毎週開かれる一般謁見の講話で語った。
 「教会を一つに結び付ける原理は、言語や文化や民族性ではなく、キリストにおける信仰です」と教皇は3月11日、バチカンのサンピエトロ広場に集まった訪問客に語りかけた。
 教皇は今週も第2バチカン公会議とその諸文書についての考察を続け、この日も『教会憲章』(「教会に関する教義憲章」)を取り上げた。この教義憲章は、教会を「神の民」と表現している。
 教会は、「信仰のうちにイエスを仰ぎ見る全ての人々」の集合体であり、国籍あるいは文化によってではなく、キリストのうちに信仰を分かち合うことで一つに結ばれている、と教皇は説明する。
 教皇レオはこの理解は聖書に基づくものだと述べ、アブラハムやイスラエルの民と交わした神の契約を指摘した。この契約によって、イエスの死と復活を通して結ばれた新たな契約への道筋がつけられた。
 教皇は教会内の関係をつかさどる法は愛だと強調し、それは信者たちがイエスを通して愛を受け、経験しているからだと説明した。キリストを通して、あらゆる国の信者たちは信仰で結ばれている。教会は神の民で、「その存在はキリストの体から得ており、神の民自身がキリストの体の一部なのです」と述べた。
 教皇は、教会は内向きになるのではなく、全ての人に扉を開け続けていなければならないと指摘し、「全ての人の救い主である、主キリストのうちに結ばれているのですから、教会は内向きになってはなりません。全ての人々に開かれ、全ての人々のためでなければならないのです」と強調する。

 レバノンで死亡した司祭に哀悼の意

 紛争と分裂に特徴付けられている世界において、教会の多様性は希望のしるしだ、と教皇は力を込める。
 「あまりにも多くの紛争や戦争が発生している現代においては特に、異なる国籍や言語、文化を持つ人々が、信仰のうちに共に生きている教会について知ることは、大きな希望のしるしとなります」
 イタリア語圏からの訪問客にあいさつを述べる前に、教皇は、ピエール・アル・ラヒ神父がレバノンでイスラエルの攻撃により死亡したことを受け、「この憂慮すべき試練の時に」レバノンの人々に寄り添っている、と哀悼の意を表した。

3月11日、ほぼ毎週開かれる一般謁見の前に、バチカンのサンピエトロ広場をパパモービレ(教皇特別車)で巡る中で、子どもにあいさつする教皇レオ14世 (CNS photo/Lola Gomez)
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