教皇の一般謁見講話 人間と神で築く教会
【バチカン3月3日CNS】カトリック教会は弱く、限界のある人間と神的な現実の両面によって成り立つ共同体だと、教皇レオ14世は、ほぼ毎週開かれる一般謁見で語った。3月4日も、第2バチカン公会議とその諸文書を題材に、その主要文書の一つである『教会に関する教義憲章』を取り上げた。同憲章は、教会の本質とアイデンティティーについて考察している。
教会は「私たちそれぞれの強さと弱さのうちに、福音を宣(の)べ伝え、私たちの人生を通じて旅路に同伴してくださるキリストの現存のしるしとなりつつ、キリスト者であることの喜びと苦しみを分かち合う共同体です」と教皇は説明する。
しかし、教会の中には「神的な側面」もあるとし、その神的な本質は「信者たちの理想的な完全性や霊的な優位性にあるのではなく、教会はキリストのうちに実現された、神の人間に対するご計画によって生まれるという事実にあります」と教皇は強調した。
この共生の証明として、教皇レオは、教会の二つの側面を表すためにイエス・キリストの人生を指し示した。人々は主の人間性、声とそのメッセージに心を動かされた。
「イエスに従おうと決心した人々は、まさにイエスの迎え入れてくださるようなまなざしと祝福された手のぬくもり、解放と癒やしをもたらすみことばによって、心を動かされたのです」「けれどもそれと同時に、その方に従うことで、弟子たちは神との出会いに自らの心を開きました。実際、キリストの肉体、顔、身ぶり、みことばが目に見えない神を明らかにするのです」と教皇は説明する。
まさに信者たちの人間性、葛藤や苦悩を通して、キリストの現存があらわになる、と教皇レオは述べる。
「これが教会の聖性をつくり上げているのです。つまり、キリストは教会に宿り、その信者の小ささや弱さを通じて、ご自身を与え続けておられるという事実です」
この二つのことが神の愛の本質だと教皇は言う。神の被造物の弱さを通して、ご自分を目に見えるものとし、「ご自分を現され続け、働き続けておられます」。信者たちは、全ての人との交わりと愛の業を通して行動することが求められている。
「キリストの愛の真の証人になろうと努めてください。それは全ての人が、私たちのうちに、また私たちの間に、真のキリスト者の特徴であり、教会を築き上げる愛を見いだすことができるためです」と教皇レオ14世は、英語でのあいさつの中で語った。

