アクーティスとフラッサーティ 9月7日、共に教皇が列聖へ

【バチカン6月13日CNS】教皇レオ14世は福者カルロ・アクーティスとピエル・ジョルジョ・フラッサーティを共に9月7日に列聖するとバチカンが明らかにした。
 教皇は6月13日、枢機卿会議を開き、若いイタリア人の福者2人の列聖式の日取りを承認した。10月19日に他の7人の福者の列聖式を挙行することも承認し、自らラテン語で日付を読み上げた。
 10代で聖体への信心と聖体による奇跡のオンラインデータベースも作成したことで知られる福者アクーティスの列聖式は当初、4月27日の「ティーンエイジャーの祝祭」に予定されていたが、4月21日の教皇フランシスコの逝去を受けて延期されていた。
 1991年に生まれてミラノで育った福者アクーティスはコンピューターを扱う技能を福音宣教に生かし、2006年に白血病により15歳で死去するまで、喜びにあふれる信仰の証しと他者への慈愛を示していた。
 福者フラッサーティは1901年にトリノの名家に生まれ、深い霊性と貧しい人への愛、いのちのために奉仕する熱意で称賛されていた。ドミニコ会の第3会員として、聖ビンセンシオ・ア・パウロ会に関わって病者に奉仕した。世話をしていた患者から感染した可能性のあるポリオによって24歳で死去した。
 2人の若いイタリア人信徒は、教皇レオ14世が5月8日に選出されてから初めて列聖する福者となる。
 教皇は同じ枢機卿会議の席で、10月19日の「世界宣教の日」にイタリア生まれのサレジアン・シスターズ(扶助者聖母会)の福者マリア・トロンカッティ修道女やベネズエラの信徒で医師だった福者ホセ・グレゴリオ・エルナンデス・シスネロスら7人が列聖されることも確認した。

福者カルロ・アクーティス(左)と福者ピエル・ジョルジョ・フラッサーティ(右)。9月7日に教皇レオ14世によって共に列聖される(OSV News photo/courtesy Sainthood Cause of Carlo Acutis and CNS files)
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