平和– Peace –
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親に「全てを委ねた」沖縄戦 伊田初枝さん(那覇・開南教会)
那覇市出身の伊田初枝さん(91/同市・開南教会)は、アジア太平洋戦争(1931~45年)末期の沖縄戦を10歳の時に経験した。住民を巻き込んだ激しい地上戦で、20万人以上が犠牲となった沖縄戦。伊田さんは家族と共に沖縄本島北部の山中の集落... -
朝鮮半島出身のBC級戦犯の「不条理」伝える 高麗博物館で企画展示中
東京・新宿区の高麗博物館で9月28日まで、企画展「なぜ『朝鮮人』が戦犯になったのか 戦後80年を迎えてなお続く植民地主義を問う」が開催されている。アジア太平洋戦争後、戦犯裁判によってBC級戦犯となった朝鮮半島出身者らが体験した苦難の道... -
長崎教区平和行事 祈りと対話で核のない世界実現目指す
広島教区に続き、長崎教区(中村倫明〈みちあき〉大司教)は浦上教会(長崎市)を中心に8月8日から10日まで平和行事を行った。広島を訪問した米国からの巡礼団も各行事に加わり、共に祈りと対話の時を持った。 今年は被爆80年であると同時に「希... -
米日の学生 「霊における会話」で平和実現の思い分かち合う
カトリック巡礼団として広島・長崎を訪問した米国の学生と、日本のカトリックとプロテスタントの大学の学生たち33人は8月8日、長崎市の純心中学・高等学校の江角記念館で「霊における会話」の手法を用いて、核兵器や平和への思いを分かち合った。 ... -
映画『長崎―閃光(せんこう)の影で』 バチカン上映が決定
原爆投下後の長崎で、被爆者救護に奔走した3人の少女たちの青春を描いた映画『長崎―閃光(せんこう)の影で』が現在、全国で上映されている。(→関連記事)本作品が今年10月31日、バチカンの上映室(フィルモテカ・バチカーナ)で上映されることが... -
長崎教区 80年目の平和祈願祭 中村大司教「平和実現へ 主の手足となって」
長崎の原爆投下から80年目を迎えた8月9日、長崎教区は「平和祈願祭」を行い、午後6時から長崎カテドラル浦上教会で「平和祈願ミサ」をささげた。中村倫明大司教(長崎教区)が主司式し、「平和実現という使命のために、キリストの手足となりましょ... -
広島教区平和行事 被爆80年 核廃絶へ祈り、出会う
広島教区(白浜満司教)は8月5日と6日、「原爆投下80年 平和への希望をあらたに ~核廃絶をわたしたちはあきらめない~」をテーマに、広島市の世界平和記念聖堂(広島教区カテドラル幟町〈のぼりちょう〉教会)などで平和行事を行った。 同教区は... -
広島 8月6日「原爆とすべての戦争の犠牲者のためのミサ」
広島に原爆が投下されて80年となった8月6日、米国、韓国、日本の司教たちが約200人の信者と共に、広島市の世界平和記念聖堂で「原爆とすべての戦争の犠牲者のためのミサ」をささげた。原爆投下時刻の8時15分には聖堂の鐘が鳴り響き、参加者は... -
広島 8月5日「平和祈願ミサ」 菊地枢機卿「いのちの尊厳守り抜く」
「私たちには、いのちの尊厳を守り抜く責務があります」 8月5日夕刻、広島市の世界平和記念聖堂でささげられたミサの説教で、菊地功枢機卿(東京教区)はそう語った。 ミサには、米国、韓国、日本3カ国の司教合わせて24人と、信者ら約500人が... -
米韓日の司教と被爆者団体 核兵器廃絶に向け平和集会 8月5日広島
被爆から80年の今年、米国、韓国、日本の司教有志と被爆者団体の代表者が8月5日、核兵器廃絶に向けた協働を目指して広島で平和集会を開いた。 この「被爆者団体と米韓日有志司教の平和集会」は、広島市のエリザベト音楽大学を会場として開かれ、最...