人権– Human Rights –
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「前川彰司さん無罪確定」受け 名古屋教区・松浦司教が声明
1986年に福井市で女子中学生を殺害したとされた前川彰司さん(60/福井教会信徒)の無罪が8月1日、確定した。これを受け、福井県を管轄する名古屋教区の松浦悟郎司教は即日、「教区の皆さま」に向けて声明を発表し、無罪確定を喜ぶとともに、... -
ハンセン病資料館でギャラリー展開催中 戦争とハンセン病
戦後80年に当たり、東京・東村山市の国立ハンセン病資料館1階ギャラリーで8月31日まで、企画展示「戦後80年 戦争とハンセン病」が開催されている。戦争傷病者についての資料を収集・展示しているしょうけい館(東京・千代田区)との共催だ。 ... -
参院選を前に「排外主義の扇動に反対」 NGOが緊急共同声明
今月20日に投開票が行われる参院選に向け、候補者や政党が外国人の「優遇見直し」を訴えたり、「脅威」を取り上げたりする場面が見られる。これに対し、外国人の人権に関わり続けているNGOが共同で緊急声明を発表。外国人の排斥につながる言動に強... -
社会司教委員会 6月27日の死刑執行に抗議声明 「『すべてのいのちの尊厳』守る」
日本カトリック司教協議会の社会司教委員会(委員長=森山信三司教〈大分教区〉)は7月7日、白石隆浩死刑囚(34)の死刑が6月27日に執行されたことに対し、強く抗議する声明を発表した。 声明は、死刑に反対する理由として、前教皇フランシスコ... -
7月の第2日曜「船員の日」 海で働く人々とその家族に感謝と祈りを
カトリック教会は、7月の第2日曜日を「船員の日」と定めている。日本カトリック難民移住移動者委員会の委員長、山野内倫昭(みちあき)司教(さいたま教区)は、今年もこの日を迎えるに当たってメッセージを発表し、海で働く人々とその家族に感謝し、... -
戦後80年~癒えない傷跡 旧満州での過酷な体験語る
京都府亀岡市在住の黒田雅夫さん(88)はアジア太平洋戦争(1931~45年)末期から敗戦後にかけての約2年、満州で幼少期を過ごした。満州で母親と祖父を失い、父親と弟とは生き別れになり、現地でたった一人残された黒田さんは8歳で路上生活者... -
第3回 庭野平和賞奨励賞 コロンビアの人権擁護活動家 チャバさんに
公益財団法人庭野平和財団(名誉会長・庭野日鑛〈にちこう〉/理事長・庭野浩士〈ひろし〉)は今年3月、第3回庭野平和賞奨励賞を2組の個人・団体に贈呈することを決定した。受賞したのはコロンビアの人権擁護活動家のエリサベット・モレーノ・バルコ... -
自由な大地へ 長生(ちょうせい)炭鉱水没事故から83年 183人の遺骨巡り初の日韓合同潜水調査
1942年、山口県宇部市の長生炭鉱で水没事故(水非常)が起き、朝鮮人136人と日本人47人の合計183人が犠牲となった。その遺骨は83年たった今も海底に眠ったままだ。日本基督教団宇部緑橋教会に事務所を置く「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む... -
日本の死刑制度を議論するために 日本弁護士連合会がシンポジウム
世論調査の結果や世界の動向を踏まえ、日本の死刑制度を議論する公的な会議体(合議体)の設置をどう進めるかを考えるシンポジウムが4月8日、東京・千代田区の弁護士会館で行われた。日本弁護士連合会(以下・日弁連)が主催し、会場とオンラインで18... -
ベトナム人司牧の現場
現在日本には63万人以上(2024年末時点)のベトナム人が暮らしている。東京・千代田区の麴町教会で土日に行われるベトナム語ミサに出席するベトナム人信徒は、1300人余り。その多くはカトリック信者が多く暮らす、ベトナムの中部地方出身の技...
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