【ロンドン1月29日ОSV】英国国教会第106代カンタベリー大主教に、サラ・マラーリー大主教が承認され、1400年の歴史を持つ同教会を導く初の女性大主教となった。
1月28日にロンドンにあるセント・ポール大聖堂で、同大主教の「選出確認式」が開かれた。カンタベリー教区によると、この確認式は法的な意味を持ち、同大主教が正式にカンタベリー大主教に任命されたことになる。
マラーリー大主教の着座式は、3月26日にカンタベリー大聖堂で予定されている。この着座式によって、英国国教会とアングリカン・コミュニオン(世界聖公会)を教え導く公的な職務を象徴的に開始することになる。
マラーリー大主教は2002年に聖公会司祭に叙階され、2018年からロンドン主教を務めていた。同大主教の前任者のジャスティン・ウェルビー師は、性虐待の隠蔽(いんぺい)に関与したとして2024年に辞任した。
性虐待の対策に注力
同大主教の「確認式」に合わせて公開されたBBCとのインタビューで、マラーリー大主教は、前任者を辞任に追い込んだ性虐待の危機に言及し、対策の必要性を理解していると述べ、「私自身と私が約束した行動もさらに精査されることになると認識しています」と語った。
「対策への私の取り組みについて繰り返し語っていきたいし、特に、虐待を受けた被害者の声に耳を傾けたい」とし、「長年にわたる(自身が主教を務めた)ロンドンがその証拠です」と強調した。また、その「対策」のために資金を増額したことを示し、「私たちのやり方がより良いものとなるように、そして人々に対して司牧的であるようにしたい」と決意を語った。
多くの人は、マラーリー師が英国国教会を率いる初の女性として、大主教に抜てきされたことを喜んでいるが、アングリカン・コミュニオンの一部では、公に反対する声もある。

