教皇、キリスト教諸教派はすでに一つ 「一致祈祷週間」の終わりに強調する

【ローマ1月25日CNS】全てのキリスト者は、行く道を照らし、慰めてくれるキリストにより頼むよう、全ての人を招くことを求められている、と教皇レオ14世は語った。
 「実際、あらゆる主との真の出会いは、変容をもたらす時です。それによって、キリストの体をつくり上げる使命に、新たな視点や新たな方向性が与えられます」と、1月18日から始まった「キリスト教一致祈祷週間」が25日に終了するその日の晩、ローマ市内の城壁外の聖パウロ大聖堂で行われたエキュメニカル(超教派)な祈りの集いで、教皇は語った。
 一致祈祷週間は毎年、「この大きな使命に向けた取り組みを新たにするよう招いています。私たちの間には分裂があります。そうであってもキリストの光を遮るものではありませんが、一方で、キリストの光を受けて、世界に対して輝いていなければならない顔を、少し曇らせてしまっています」と教皇は訴える。
 この祈りの集いが始まると、東方正教会の世界総主教座を代表するポリカルポス府主教とアングリカン・コミュニオン(世界の聖公会全体)を代表するアンソニー・ボール主教が、教皇レオ14世と共に階段を下り、主祭壇の下、聖パウロの聖遺物の前で祈りをささげた。アルメニア使徒教会を代表するハジャグ・バルサミアン大主教を含む、世界各地の多くの教会とキリスト教諸教派の指導者や代表者らも参加していた。
 2026年のテーマは聖パウロの「エフェソの信徒への手紙」から選ばれた「体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです」(4・4)。
 「私たちは一つなのです!すでに一つになっています!それを認識し、経験し、目に見える形で示していきましょう!」と教皇は講話の中で力説した。

 互いを分かち合って信仰を一つに

 カトリック教会の共に歩む(シノドス的)旅路は、エキュメニカルであり、そうでなければならず、「私たちそれぞれのシノドス的体制や伝統を互いに知り合いながら、共に成長していくための道」に他ならないと強調。
 「2033年には、主イエスの受難と死と復活から2000年を記念するに当たり、さらにエキュメニカルなシノドス的実践を築き上げ、互いをありのままに分かち合い、また、何をして、何を説くのかも分かち合うよう、責任を持って取り組みましょう」と教皇は励ます。
 さらに教皇レオ14世は昨年11月に、かつてニケア公会議が開かれたトルコのイズニクで、同会議の1700年記念を、たくさんのキリスト教の伝統を持つ教派の代表たちと共に祝ったことの重要性を強調した。「まさにニケア信条がつくられた場所で、ニケア信条を唱えたことは、キリストにおける私たちの一致への深く、忘れがたい証しとなりました」「今日もなお、聖霊が私たちのうちに従順な心を見いだしてくださいますように。そうして、現代の人々に、私たちがこの信仰を、声を一つにして宣言できますように」と期待を込めて祈りをささげた。

1月25日、城壁外の聖パウロ大聖堂で「キリスト教一致祈祷週間」最終日の晩のエキュメニカル礼拝の司式を終え、ほほ笑む教皇レオ14世。この日をもって、2026年の「キリスト教一致祈祷週間」は終わりを迎えた (CNS photo/Lola Gomez)
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