12月5日、老衰のため逝去。95歳。1930年長崎県生まれ。46年、被爆直後の大村にあった仮校舎の純心高等女学校に志願生として入学。その時の修道女と志願生は再建の働き手として懸命に働き、長崎市文教町の学園を再興することになった。54年初誓願。63年終生誓願。初誓願後は2003年の引退まで幼児教育一筋に生きた。78年から25年間は園長として、その後は院長として伊王島修道院で奉仕した。2022年にロザリオの聖母修道院に異動し、入退院を繰り返しながら病床の苦しみをささげ尽くした(以上長崎)。同会初代会長江角(えずみ)ヤスの希望に満ちた姿、人を思う気持ちを生涯忘れず自分の生き方として大切にしていた。その姿に倣って苦労をいとわず、ユーモアに満ちた性格で、周りを温かくした。

