村上陽子修道女(ショファイユの幼きイエズス修道会)

5月12日、兵庫県西宮市内の病院で老衰のため逝去。80歳。1944年熊本県生まれ。初誓願宣立後、保育士として福岡の久留米天使園(児童養護施設)で6年間、熊本の天使の園保育園で14年間、幼いいのちを育むことに献身した。93年からは長崎のマリア園(当時/児童養護施設)で奉仕。2007年からカンボジアに派遣され、現地の人々と共に生き、神の愛を伝えた。帰国してからは同会福岡修道院(福岡)や小野修道院(兵庫)にも派遣され、小教区での奉仕や地域の人々との交わりを生きる日々を過ごした。15年からは、同会仁川修道院(兵庫)で外回りの環境美化のために働いた。22年に大腿(だいたい)骨頸部(けいぶ)骨折と腰椎圧迫骨折で入院。退院後は療養生活となったが、祈りと穏やかな生活の中、デイサービスで出会う人々や姉妹たちに神のいつくしみを伝えた。今年2月に高熱のため入院し、4月に病者の塗油の秘跡を受け、最期は安らかに御父のみもとに旅立った。

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