5月13日、北海道石狩市内の同会修道院で入浴中、溺水のため逝去。87歳。1937年北海道生まれ。66年同会入会。69年初誓願。76年終生誓願。初誓願宣立後に教員免許を取得し、教育分野で全力を尽くした。藤女子中学・高等学校(北海道)で15年間教師として働いた後、87年に上智大学(東京)大学院入学。92年に哲学・神学の博士号を取得し、博士課程を修了した。藤女子中学・高等学校にて1年間校長を務めた後、埼玉県草加市の草加藤幼稚園で事務職に就き、埼玉にある大学の非常勤講師も務めた。28年間過ごした草加マリア院(同県)では、9年間責任者として奉仕したが、2021年の同院閉鎖に伴い、花川マリア院(北海道)に移り晩年を過ごしていた。自分自身にも、また他者に対しても厳しさを持ち、藤学園の教育精神を大切にして、それを生徒に徹底的に伝えることを自分の使命としていた。修道名である保護の聖人の聖エディット・シュタインを大変尊敬し、哲学の面でも模範にして、倫理社会の授業に熱心に取り組んだ。生徒、 卒業生、卒園児や職員らのためによく祈っていた。
