「こころの時代」 シリーズ徹底討論(12)「宗教は戦争にどう関わってきたのか」 後編

 旧統一教会問題で浮き彫りになった宗教と政治の関係について、徹底討論するシリーズ。
 戦後80年、日本の戦争や植民地主義と宗教の関わりについて2回にわたって検証する。
 前編では、各宗教が戦時体制に組み込まれていく過程などが具体的に話された。
 
 今回はその後編。宗教は戦争に積極的に関わった自らの責任を、戦後、どのように認識してきたのか、また、戦前戦中の国家と宗教の関係についての反省は、本当に現代に生かされているのか、検証を深めていく。
 
 参加者は、宗教学者の島薗進氏、同志社大学長の小原(こはら)克博牧師(日本基督教団)、カトリックから南山大学教授の三好千春修道女(援助修道会)、浄土宗僧侶で佛教大学名誉教授の廣瀬卓爾(たくじ)師、本願寺資料研究所研究員の近藤俊太郎氏、新宗教の研究者で駒澤大学准教授の永岡崇氏。

 三好修道女は、2024年秋から25年3月にかけ、週刊カトリック新聞で12回にわたって「『戦後80年』と言う前に―日本のカトリック教会と『50年戦争』」を連載した。この番組の前編では、靖国参拝に対する教会の考えの変化をはじめ、カトリックの立場から宗教の戦時協力について語った。

【初回放送】NHK Eテレ 12月21日(日)午前5時~6時。
【再放送】NHK Eテレ 12月27日(土)午後1時~2時。
初回放送後1週間は見逃し配信あり。

前編の紹介記事はこちら

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