四旬節に聞く受洗の物語 妻の信仰に触れて入信 川越隆暉(りゅうき)さん(宮崎・小林教会)
カトリック教会は今、復活祭の準備期間である「四旬節」の中にある。今年の復活祭に洗礼の恵みを受ける人々を紹介するシリーズの第3回は、宮崎県都城(みやこのじょう)市在住の会社員、川越隆暉(りゅうき)さん(29/小林教会)。
川越さんは、かつて働いていた会社の同僚でカトリック信者のグエン・ティ・トゥースオンさん(29)との結婚を機に、カトリックの信仰に導かれた。
意外と普通だった
都城市出身の川越さんは高校まで陸上競技(長距離)に打ち込み、卒業後は宮崎市内に就職。転職を機に、都城市(宮崎)に帰ってきた。以前勤めていた会社で、技能実習生として働いていたベトナム出身のトゥースオンさんと、昨年3月に結婚した。カトリック信者のトゥースオンさんから、カトリックのことについて話を聞くうち「自分も信者になろうかな」と思ったのだという。
シフト勤務をしているのでミサに行けない日もあるが、できる限り小林教会のミサにあずかるようにしている。小林教会は信徒の数は少ないが「信者の皆さん、シスター方が優しく話しかけてくれるし、(小林教会主任の平田直〈なお/大分教区〉)神父様も優しく分かりやすく教えてくれるのでいい所です」と話す。カトリックに対しては「最初は『怖い』イメージがあったんですが、シスターや信者さんと話したら『意外と普通だ』と思って安心しました。それなら自分も(信者に)なろうかと思いました」。
川越さんは昨年8月から聖書を学び始め、結婚式は昨年11月に都城教会で、12月にはトゥースオンさんの故郷・ベトナムで挙げた。トゥースォンさんからは「結婚式前に洗礼を受けてほしいと言われていましたが、勉強時間が足りなかったですし、神父様とも相談して」今年の復活祭に洗礼を受けることになった。
「信者として恥ずかしくないように」勉強中
川越さんは、カトリックのことは入門講座で勉強するまでは何も知らず、興味もなかったが、祈る習慣はあった。「入門講座で少しずつ、イエス・キリストを信じるようになりました」
「信者として恥ずかしくないように」と、仕事終わりに一人で聖書の勉強している川越さんの姿を見て、トゥースオンさんはたびたび「ありがとう」と口にするのだという。
洗礼名は中学校の授業で習い、親しみを持っている「フランシスコ・ザビエル」。洗礼を受けたら、「まだ何をすればいいのか分からないですが、(教会の)周りの人から頼み事をされたら、僕にできることがあればやりたいと思います」
川越さんは4月4日、小林教会の復活徹夜祭で洗礼を受ける。

