「ともに歩む」教会の実現に向け、世界の教会から声を聴いたシノドス(世界代表司教会議)第16回通常総会(2021~24年)の「最終文書」邦訳が6月末、カトリック中央協議会出版局から発売された。さまざまな人がともに歩むために、教会は誰と、どのように関わっていくのか、意思決定の道筋をどう考えるのかなど、指針を提示する。文書は五つの部からなり、各部の最初で福音書の一場面を思い起こすことから始める。本文のほかに、最終文書は「教会の生活と使命のための権威ある方向づけ」であり、「ペトロの後継者の通常の教導職に数えられるもの」と明言する前教皇フランシスコの「付記」と、最後の全体会議閉会あいさつを含んだ「付録」を収める。理解の助けとして関連年表と参加者名簿を付加。880円(税込)。 問い合わせは、カトリック中央協議会出版局(電話03-5632-4429 FAX03-5632-4456)へ。
