人– Persons –
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震災で 司祭召命の原点再び 名古屋教区 片岡義博神父に聞く
名古屋教区の片岡義博神父は、2024年の能登半島地震以降、同教区「カリタスのとサポートセンター」(金沢市/以下・サポートセンター)のセンター長として復興支援に取り組んできた。震災直後、「自分には(復興支援活動は)無理」としか思えなかっ... -
貧困と孤独、両方を癒やす 長崎「みんなの食堂」
長崎市の西坂公園で3~4カ月に1度、日曜の午後開かれる「みんなの食堂」(以下、食堂)では、さまざまな理由で日々の生活に苦しんでいる人を支えることを目的に、食料・生活用品の配布や相談が行われている。 食堂を主催している「長崎おとな食堂実... -
チンドン人生と「愛」
里野立(さとの・たつる)さん(47/千葉・西千葉教会)は、屋号「ちんどん喜助」のプロチンドンマン「豆太郎」として宣伝の仕事の傍ら、演劇の舞台にも挑戦しているアーティストだ。里野さんに、カトリック教会で育った思い出や、宣伝の仕事のこと、... -
第2バチカン公会議閉幕から60年 私たちにつながる意義 ヨゼフ・アベイヤ司教インタビュー
今年は、第2バチカン公会議(1962~65年)が閉幕して60年目に当たる。カトリック教会の方向性を大きく変えたとされるこの会議はなぜ開かれ、何を変えたのか、また現在の私たちとどのようにつながるのか。ヨゼフ・アベイヤ司教(福岡教区)に聞... -
母と宗麟の信仰に導かれて
大分県臼杵(うすき)市内のカトリックの障害者施設で働く神田高士(かんだ・たかし)さん(60/臼杵教会)は、今年6月に洗礼を受けた。神田さんに影響を与え、洗礼に導いたのは母・稜子(りょうこ)さん(93/同教会)の信仰と、地元大分のキリシ... -
特別展「岩下壮一という多面体〜20世紀のフランシスコ・ザビエル〜」開催中 東京・聖心女子大学キリスト教文化研究所/グローバル共生研究所
大正末期から昭和初期にかけ、幅広い分野で日本の教会に貢献した岩下壮一神父(1889~1940年)の生涯を回顧する特別展が、東京・渋谷区の聖心女子大学で開かれている。今年は岩下神父の司祭叙階100周年に当たり、展示には今年新たに発見され... -
親に「全てを委ねた」沖縄戦 伊田初枝さん(那覇・開南教会)
那覇市出身の伊田初枝さん(91/同市・開南教会)は、アジア太平洋戦争(1931~45年)末期の沖縄戦を10歳の時に経験した。住民を巻き込んだ激しい地上戦で、20万人以上が犠牲となった沖縄戦。伊田さんは家族と共に沖縄本島北部の山中の集落... -
インスタグラマー・bonpon(ボンポン)さんインタビュー その時々の信仰心を大切に
bon(ボン)さん(70)とpon(ポン)さん(68)夫妻のインスタグラム「bonpon511」は、フォロワー数が80万人を超えている。Ameba(アメーバ)ブログでは優れた書き手であることが認められ、「オフィシャルブロガー」にも選ば... -
新教皇選出に当たって 聖アウグスチノ修道会 日本の責任者に聞く
〈教皇レオ14世が所属する聖アウグスチノ修道会は、日本の教会で11人の〝兄弟〟(会員)が働いている。責任者の松尾太(ふとし)神父に同会について、また新教皇への思いを聞いた。〉 新教皇誕生の知らせを聞いて 最初は夢のようだと思いました。けれ... -
新教皇誕生に立ち会って 前田万葉枢機卿 談話
私は5月6日午後5時ごろ、「新教皇のAI予想 五月空」 という句が浮かぶほど、のんきな気持ちで聖マルタの家に到着しました。 ところがそこに着くと直ちに荷物検査が行われ、国際空港よりも厳しい検査を受けることになりました。私が持っていた二つ...
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