文化– Culture –
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短歌・俳句 11月
◆ 短歌 ◆ 選者 春日いづみそれぞれの家にそれぞれの理由ありて口籠りたる人口調査 宮津 杉本 友子 【評】国勢調査がありました。家族構成や持ち家か、仕事に従事しているかなど答えにためらうこともあり、心情を「口籠り」がよく伝えてい... -
映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』 キリストに、どう従うか
主人公のディートリヒ・ボンヘッファー(1906~45年)は、ナチス政権下のドイツに生きたプロテスタント・ルター派の牧師であり、神学者だ。ナチス政権への抵抗を続け、やがてアドルフ・ヒトラーの暗殺計画に加担するが、計画が発覚し、39歳の若... -
映画『佐藤忠男 映画の旅』 自由な心で アジアと共に
映画評論家なのに、アジアの作品をえこひいきしている――。日本の映画界で、そう批判めいた評価もなされていた〝巨人〟がいる。独学で映画評論の道を開き、70年にわたる評論家人生で日本映画史を体系化した佐藤忠男(1930~2022年)だ。 佐藤... -
映画『陽(ひ)なたのファーマーズ』
農林水産省が2013年に設置を認めた「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」は、農地の上に支柱を立て、その上部に設置した太陽光パネルで発電をしながら農業を行う取り組みだ。事業者は農業と太陽光発電の両方から収入を得ることで、農業経営... -
短歌・俳句 10月
◆ 短歌 ◆ 選者 春日いづみ大好きな雑誌のコラムが終わりたり一編のコラムに雑誌は軽く 那須塩原 林 秀雄 【評】愛読していた雑誌のコラム、連載が終わったことにがっかりする作者。たった「一編のコラム」だが、雑誌の重さは内容次第との把握、... -
図書紹介 『ローマ教皇 伝統と革新のダイナミズム』 山本芳久 著
今年4月に前教皇フランシスコが逝去し、翌月に新教皇が誕生したことは、日本でも日々、大きく報じられた。本書の著者、山本芳久氏(東京大学大学院教授/カトリック信者)も連日、マスメディアから取材を受けた。 著者は、日本のメディアが「教皇」を... -
「あなたの周りにある福音」を動画に シグニス・ジャパンが作品募集中
身近な生活や体験の場で見いだす「福音」を取り上げた短編動画を、シグニス・ジャパン(カトリックメディア協議会)が募集している。募集の呼びかけには「あなたの周りにある福音を見つけて、動画作品をお送りください」とある。 この動画募集は、昨年... -
短歌・俳句 9月
◆ 短歌 ◆ 選者 春日いづみ 愛し方分からぬままに模索して放蕩息子のたとえに行き着く 横須賀 和泉 舞 【評】子育ての場面でしょうか。正解はなく思い悩むことしばしばですが、聖書のたとえ話に気付かされ光が見えることがあります。「行き... -
映画『揺さぶられる正義』
2010年代から、赤ちゃんを激しく揺さぶって虐待したと疑われ、親や周囲の大人が逮捕・起訴される事件が相次いだ。マスコミも盛んに報じた。 本作は、その〝虐待〟事件が多くの冤罪(えんざい)を生んだ事実に迫るドキュメンタリー。8年にわたって... -
特別展「岩下壮一という多面体〜20世紀のフランシスコ・ザビエル〜」開催中 東京・聖心女子大学キリスト教文化研究所/グローバル共生研究所
大正末期から昭和初期にかけ、幅広い分野で日本の教会に貢献した岩下壮一神父(1889~1940年)の生涯を回顧する特別展が、東京・渋谷区の聖心女子大学で開かれている。今年は岩下神父の司祭叙階100周年に当たり、展示には今年新たに発見され...
