文化– Culture –
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		  映画『佐藤忠男 映画の旅』 自由な心で アジアと共に映画評論家なのに、アジアの作品をえこひいきしている――。日本の映画界で、そう批判めいた評価もなされていた〝巨人〟がいる。独学で映画評論の道を開き、70年にわたる評論家人生で日本映画史を体系化した佐藤忠男(1930~2022年)だ。 佐藤...
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		  映画『陽(ひ)なたのファーマーズ』農林水産省が2013年に設置を認めた「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」は、農地の上に支柱を立て、その上部に設置した太陽光パネルで発電をしながら農業を行う取り組みだ。事業者は農業と太陽光発電の両方から収入を得ることで、農業経営...
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		  短歌・俳句 10月大好きな雑誌のコラムが終わりたり一編のコラムに雑誌は軽く 那須塩原 林 秀雄 【評】愛読していた雑誌のコラム、連載が終わったことにがっかりする作者。たった「一編のコラム」だが、雑誌の重さは内容次第との把握、「軽く」なったとの表現が勘所...
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		  図書紹介 『ローマ教皇 伝統と革新のダイナミズム』 山本芳久 著今年4月に前教皇フランシスコが逝去し、翌月に新教皇が誕生したことは、日本でも日々、大きく報じられた。本書の著者、山本芳久氏(東京大学大学院教授/カトリック信者)も連日、マスメディアから取材を受けた。 著者は、日本のメディアが「教皇」を...
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		  「あなたの周りにある福音」を動画に シグニス・ジャパンが作品募集中身近な生活や体験の場で見いだす「福音」を取り上げた短編動画を、シグニス・ジャパン(カトリックメディア協議会)が募集している。募集の呼びかけには「あなたの周りにある福音を見つけて、動画作品をお送りください」とある。 この動画募集は、昨年...
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		  短歌・俳句 9月◆ 短歌 ◆ 選者 春日いづみ 愛し方分からぬままに模索して放蕩息子のたとえに行き着く 横須賀 和泉 舞 【評】子育ての場面でしょうか。正解はなく思い悩むことしばしばですが、聖書のたとえ話に気付かされ光が見えることがあります。「行き...
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		  映画『揺さぶられる正義』2010年代から、赤ちゃんを激しく揺さぶって虐待したと疑われ、親や周囲の大人が逮捕・起訴される事件が相次いだ。マスコミも盛んに報じた。 本作は、その〝虐待〟事件が多くの冤罪(えんざい)を生んだ事実に迫るドキュメンタリー。8年にわたって...
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		  特別展「岩下壮一という多面体〜20世紀のフランシスコ・ザビエル〜」開催中 東京・聖心女子大学キリスト教文化研究所/グローバル共生研究所大正末期から昭和初期にかけ、幅広い分野で日本の教会に貢献した岩下壮一神父(1889~1940年)の生涯を回顧する特別展が、東京・渋谷区の聖心女子大学で開かれている。今年は岩下神父の司祭叙階100周年に当たり、展示には今年新たに発見され...
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		  短歌・俳句 8月◆ 短歌 ◆ 選者 春日いづみ 獰猛な太陽が闇に帰る頃ちりんちりりん風鈴わらふ 青梅 重吉 知美 【評】厳しい暑さが続いている。朝からじりじりと照り付ける太陽を「獰猛な」と手に負えぬ動物のように表現。日没の後、ふと鳴り出す風...
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		  映画『豹変と沈黙 ―日記でたどる沖縄戦への道』日中戦争(1937~45年)中の37年12月、日本軍は当時中国の首都だった南京を攻略した際、1カ月以上にわたって非戦闘員である民間人や捕虜などを虐殺し、略奪や強姦を行った。 本作は、この「南京大虐殺事件」「南京事件」とも呼ばれる事件(...
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