日本カトリック教誨(きょうかい)師連盟(会長=荻喜代治〈きよはる〉神父/広島教区)の総会・研修会が1月13日と14日、福岡市の旧カトリック神学院を会場に行われた。教誨活動に携わるカトリックの司祭、信者ら28人が集い、弱い立場に立たされている女性の支援について、また被収容者が出所する前に行う出所前教誨などについて講師から学び、意見交換を行った。
全国教誨師連盟のウェブサイトによれば、教誨とは、全国の刑務所、拘置所、少年院などの矯正施設で、「被収容者からの願い出に対し、各教宗派の教義に基づき、徳性を涵養(かんよう)し、人間性の回復を図る働きかけを行う」こと。この活動を民間ボランティアとして無償で行っている宗教家が教誨師で、宗教家ではない立場で同じ活動をする人を篤志面接委員と呼ぶ。
矯正施設は全国にあるが、カトリックとして教誨師や篤志(とくし)面接委員を派遣できていない施設がまだ多数あることも、今回の総会で今後の課題に挙げられた。
派遣ミサは、同連盟の顧問司教である森山信三司教(大分教区)が司式した。参加者は、キリストに倣い、弱い立場に立たされている人々に寄り添う力を祈り求めた。
大会終了後には福岡拘置所の参観も行われ、拘置所職員から施設の説明を聞いたほか、意見交換も行われた。参加者からは積極的に質問が出された。

