【教皇の意向:紛争地域のキリスト者】
戦争や紛争が起きている地域、特に中東で暮らすキリスト者が、平和、和解、希望の種となることができますように。
【日本の教会の意向:召命】
私たちそれぞれが何に召されているかをよく見極め、喜んで神と人に奉仕する生き方を選ぶことができますように。特に、司祭、修道者が、私たちの中から召し出されますように。
戦争や紛争が続く地域の中で、キリスト者は平和をもたらすための努力を続けてきています。軍事衝突が長く続くパレスチナのガザではさまざまなキリスト教関係団体が活動を続けています。カトリックのカリタス・エルサレムやプロテスタント団体による医療活動、避難や食料・生活支援活動に携わるカトリック救援サービス(CRS)、世界教会協議会(WCC)所属団体による人権保護活動など、困難な状況にある人々への支援が行われています。ウクライナやミャンマーでも内外のキリスト者が人道支援、平和をもたらすための活動を続けています。神の愛と平和をもたらすために受肉したキリストを信じるキリスト者が紛争地域における平和と和解、希望の種となるよう祈りましょう。
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経済発展を遂げた東アジア・オセアニアの国々、日本、韓国、台湾、オーストラリアなどでは司祭や修道者の召命が減少しています。そこには経済発展に伴う消費主義、少子化と核家族化、さらに個人主義の拡大が影響しています。人々は神との関わりが希薄となり、見える世界の中で幸せを求めています。けれども本当の幸せは見えないところに、キリストが示した神の愛の中に見いだせます。特に若い人々が、神と人への愛に結ばれた人生に目覚めることができるよう、さらに神と人々への奉仕に生きる司祭・修道者の召命に開かれるよう祈りましょう。
