朝(あさ)テイ子修道女(純心聖母会)

11月11日、入院先の病院で老衰のため逝去。95歳。1930年鹿児島県生まれ。奄美大島・笠利地区で生まれ育ち、その後鹿児島市へ転居。妹が先に同会に入会していたが、本人は家族を支え続けてから30歳で入会した。62年初誓願。70年終生誓願。東京純心学園創立当初、江角(えずみ)ヤス初代会長を手伝い、植物園造りに力を尽くした。江角修道女と関わり、話される言葉の中から、神との関わりや自然との関わり、修道女としての生き方を学び、育てられたと後に語っていた。その後も純心女子学園や鹿児島の川内(せんだい)純心女子高等学校(当時)で、生徒たちと共に畑仕事をし、そのことを通して神の素晴らしさ、自然の素晴らしさを懸命に伝え、福音の種をまいた。2003年に長崎の同会本部に派遣され、修練者と共にホスチア作りに励み、教会に奉仕する日々を過ごした。その後はロザリオの聖母修道院(長崎)で院内奉仕をしていたが、22年からは入院生活を送っていた。11月11日、入院先の病院で静かに御父のみもとに召された。

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