聖地教会指導者と国際カリタス ガザ即時停戦と攻撃終結求める

【エルサレム8月26日CNS】カトリック教会をはじめとした聖地の教会指導者たちは、民間人の犠牲や飢餓と強制退去の恐れが迫るパレスチナ・ガザでの即時停戦と攻撃の終結を訴えている。
 「これまで既に言ってきたことを繰り返すだけです。パレスチナ人の監禁や強制退去、報復に基づく未来などあり得ません」とラテン典礼カトリック教会エルサレム総大司教座とギリシャ正教会エルサレム総主教庁は8月26日、共同声明で述べた。
 両教会はイスラエルによるガザ市掌握の計画に抗議し、こう指摘する。「ここ最近、メディアは大規模な軍事動員と直近の攻撃への準備を報じています」

 衆目の面前で続く戦争犯罪終わらせる
 
 両教会の共同声明は前日の8月25日に国際カリタスが発表した非難の声明に続くものだった。国際カリタスの声明は、ガザの市民は故意に飢餓状態に追い込まれ、「全世界が見守る前で死んでいくままにされている」と抗議している。
 国際カリタスは「人工の飢餓とガザ市への攻撃」を非難し、子どもたち112人を含む273人が既に飢餓によって死亡していると指摘した。
 同カリタスは断言する。「これは戦争ではありません。市民生活の組織的な破壊です」
 「ガザの包囲は絶滅装置になっています。これは列強国による免責と沈黙、あるいは共謀によって維持されているのです。ここでの飢餓は自然災害ではありません。計画的な戦略によるものです。支援物資の供給を遮断し、食料支援の車両を攻撃し、インフラを破壊して、生活必需品を奪っています」
 国際カリタスは続ける。「ほとんどが子どもたちや女性の民間人が飢えて、空爆を受けて、抹殺されています」。それを許しているのは、「影響のある政府や団体、多国籍企業」による「軍事支援や金融支援、外交的保護なのです」。
 「こうした戦争犯罪は終わらせなくてはなりません。飢餓を終わらせなければなりません。罪もない人々を標的にして移住させようとする企みは終わらせなければいけません」とカトリック中近東福祉協会・教皇庁宣教事業エルサレム支部のジョゼフ・ハズブーン地域担当部長は8月26日、語った。「将来の世代がこの恐ろしい戦争をどう判断するのか想像もつきません。この蛮行は衆目の面前で起こっているのです」

8月26日、パレスチナ・ガザ北部ガザ市で、前夜からのイスラエル軍による空爆で破壊された住宅の前を歩く女性(OSV News photo/Ebrahim Hajjaj, Reuters)
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