6月28日、兵庫県の同会仁川本部修道院で老衰のため逝去。102歳。1923年熊本県生まれ。49年同会入会。52年初誓願。初誓願宣立後、熊本信愛女学院で中学校教諭として、また寮母として通算約17年奉仕した。その間、熊本と長崎の養護施設や、熊本の保育園で、子どもたちのために働いた。その後は各地の教会でカテキスタ(要理教師)としても熱意を持って奉仕。2004年からは仁川本部修道院で病者の世話や畑作業の手伝い等で奉仕していたが、12年から祈りの生活となった。21年に大腿部頸部(だいたいぶけいぶ)骨折で手術を受けた後、車いすの生活となり、デイサービスを利用しながら最後まで力強く祈りの使徒職を生きた。今年6月に入ってから食事量が減り、同月25日は食事を取ることができなくなったが、26日に病者の塗油を受けてカづけられた。28日午前1時45分、看護する姉妹たちに見守られながら、静かに御父のみもとに旅立った。
